身近な野菜の奇妙な話 もとは雑草? 薬草? 不思議なルーツと驚きの活用法があふれる世界へようこそ (サイエンス・アイ新書)

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  • SBクリエイティブ
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797390469

作品紹介・あらすじ

たびたび食卓にのぼる、何の変哲もない野菜。あるいは最近、街で見かけることも増えた、新顔の野菜。私たちのお腹を満たしてくれるだけでなく、健康によさそうだと期待される場面も増えています。

ただこれらはいずれも、実は「極めて変わった植物」です。地球上には推定100万種の高等植物がいるといわれますが、日本で流通する野菜は150種類を超えるぐらい。そのうち90%超が海外を祖国とします。つまり、アフリカの砂漠地帯や南米アンデスの高山にあったものが、日本の畑でもお行儀よく並んで育つといった、おそるべき適応が当たり前のようにおこなわれているのです。

野菜という珍奇な植物を、どんな経緯で人々は育て、食べ続けているのか? 先人の驚くべき活用術とは? 野菜にまつわる 妖しい伝承の正体は? 日向ぼっこの裏側で生成される機能性成分とは? 本書では、そんな野菜の摩訶不思議に迫ります。知って得する知識もそうでない知識も満載。

感想・レビュー・書評

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  • アーティチョーク、アスパラガス、イチゴに始まってメロン、ラプンツェル、レタスに至る38の野菜の原産地、伝来、栽培法、栄養などについて、豊富なカラー写真とともに数ページにわたって書かれている。野菜というのは凄い、凄すぎる。成分の人体への効能が半端ないのである。一つの野菜に幾つもの効能がある。まあ、読んでみてください。読めば、野菜をバリバリ食べまくらなくちゃと思ってしまう。効果的な食べ方も書いてあって親切だ。アーティチョーク、エンダイブ、スイスチャート、ネットル、パースレイン、ラプンツェルという知らなかった野菜もあって興味深かった。

  • 978-4-79739046-9 c0245¥1000E.


    身近な野菜の奇妙な話
    元は雑草?薬草?不思議なルーツと驚きの活用法があふれる世界へようこそ

    サイエンス・アイ新書
    (親書って書いてあるけど、他の出版社の新書より、横幅があるから書棚では揃わない。長さは同じだけどw)
    2018年3月25日 初版第1刷発行
    著者:森昭彦(もり あきひこ)
    発行所:SBクリエイティブ株式会社
    --------------
    38の野菜にまつわる86話
    アーティーチョークの仲間
    アスパラガス
    イチゴ
    インゲン豆
    エンダイブ
    オクラ
    カブ
    カボチャ
    キャベツ
    キュウリ
    ケール
    サツマイモ
    ジャガイモ
    スイカ
    スイスチャード
    セロリ
    ソラマメ
    ダイコン
    タマネギ
    チコリ
    トウガラシ
    トウモロコシ
    トマディーヨ(食用ホオズキ)
    トマト
    ナス
    ニラ
    ニンジン
    ニンニク
    ネットル
    パースレインの仲間
    パセリ
    ビートの仲間
    ピーマンの仲間
    ブロッコリーの仲間
    ほうれん草
    メロン
    ラプンツェル(マーシュ)
    レタスの仲間
    --------------
    裏表紙
    ジャガイモだってラプンツェルだって変な生き物で食べ物です!
    町のお店、郊外の畑でお行儀よく並ぶ色とりどりの野菜たち。その祖先は世界各地の雑草、野草のたぐいです。その恐ろしい生命力、美味なる実や葉、全容未解明の健康効果に、人は幾星霜も魅了されています。歴史に隠された曰く、日向ぼっこの裏側で作られる成分、予想外の実態や利用法…。当たり前にあって、実は不思議な野菜ワールドの楽しみ方をご提案します。馴染みの顔に新顔、珍しい品種、収穫前の姿など、貴重な写真も満載。

    38の野菜にまつわる86羽を収録
    ------------------

    う~ん‥。きっと、電車通勤の人が雑学を仕入れるために読むにはいいのかもなぁ~。小さい版で、短い文章、写真もデータもあるから、営業先の小ネタとしては嫌われないネタになるのかも。

    自分としては、自分の本棚に置かないし、家にも要らない。このシリーズのものは別のものがあるけど、それも読みたいと思わなかった。

  • 女子栄養大学図書館OPAC▼ https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000055229

  • ブクログの本箱には、大きな本のようにうつされているが、11.5×17位の大きさのポケットサイズの本である。

    最近は、残念ないきものシリーズが、流行っているが、これは、植物編なのか?と、思って手にした。

    先ず、植物は、知っているが、この食べ物の花が、鮮やかで驚いた。
    アーティチョークの薊のような花。

    イチゴも、今は、ピンクに白色が、出回るようになってきていて、美味しは?と、思いながら、値段と見た目で、さけてきたが、本を読んでも余り理解しがたかった。

    オクラの花も芙蓉の花のようで、綺麗である。
    年を重ねてから、オクラが、縦に空に向かって生えるのと、この花の実物を見て、今まで、スーパーで、パック売りしか見たことが無かったので、衝撃的だった。

    カボチャも、輸入元が、南アフリカだったりして、国産の物の種類も多い中、色んな国のカボチャがあり、どれが美味しいのか?と、思ってしまった。

    スイスチャード・セロリ・ソラマメの話も面白かった。

    大根の話は、時代小説で、大阪の難波村から南部で、作られていたのを読んだが、堺がカイワレの発祥地だったのかと、、、

    チコリ・マテイーヨ・ビート・ラプンツェルなど、全部で38の野菜について書かれていて、読み易かった。

    機能性成分例も掲載されていたのだが、、、余り見ることなく、ページを繰ってしまった。(ごめんなさい)

    パースレイン(crazy vegetable)も生命力が、強いとの事で、駐車場などの割れ目からもスベリヒユと呼ばれる雑草と、書かれているのだが、、、食べる事が出来るのを知った。。。。でも、食べる勇気が無い。(笑)

    小さな本であるので、アッという間に読み終えた。
    さてさて、雑草なるもので食することが出来る植物を見に出かける事にしようかな?

  • 筆者と興味があるポイントがずれていて面白くなかった

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著者プロフィール

1969年生まれ。サイエンス・ジャーナリスト。ガーデナー。自然写真家。おもに関東圏を活動拠点に、植物と動物のユニークな相関性について実地調査・研究・執筆を手がける。著書は、『帰化&外来植物 見分け方マニュアル950種』『見つけて食べて愉しむ 季節の薬用植物150種』(弊社)をはじめ、『身近な雑草のふしぎ』『身近な野の花のふしぎ』『うまい雑草、ヤバイ野草』『身近にある毒植物たち』(SBクリエイティブ)など多数。

「2023年 『ビジュアル「危険生物」図鑑 200種』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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