身近な野菜の奇妙な話 もとは雑草? 薬草? 不思議なルーツと驚きの活用法があふれる世界へようこそ (サイエンス・アイ新書)
- SBクリエイティブ (2018年3月16日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797390469
作品紹介・あらすじ
たびたび食卓にのぼる、何の変哲もない野菜。あるいは最近、街で見かけることも増えた、新顔の野菜。私たちのお腹を満たしてくれるだけでなく、健康によさそうだと期待される場面も増えています。
ただこれらはいずれも、実は「極めて変わった植物」です。地球上には推定100万種の高等植物がいるといわれますが、日本で流通する野菜は150種類を超えるぐらい。そのうち90%超が海外を祖国とします。つまり、アフリカの砂漠地帯や南米アンデスの高山にあったものが、日本の畑でもお行儀よく並んで育つといった、おそるべき適応が当たり前のようにおこなわれているのです。
野菜という珍奇な植物を、どんな経緯で人々は育て、食べ続けているのか? 先人の驚くべき活用術とは? 野菜にまつわる 妖しい伝承の正体は? 日向ぼっこの裏側で生成される機能性成分とは? 本書では、そんな野菜の摩訶不思議に迫ります。知って得する知識もそうでない知識も満載。
感想・レビュー・書評
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アーティチョーク、アスパラガス、イチゴに始まってメロン、ラプンツェル、レタスに至る38の野菜の原産地、伝来、栽培法、栄養などについて、豊富なカラー写真とともに数ページにわたって書かれている。野菜というのは凄い、凄すぎる。成分の人体への効能が半端ないのである。一つの野菜に幾つもの効能がある。まあ、読んでみてください。読めば、野菜をバリバリ食べまくらなくちゃと思ってしまう。効果的な食べ方も書いてあって親切だ。アーティチョーク、エンダイブ、スイスチャート、ネットル、パースレイン、ラプンツェルという知らなかった野菜もあって興味深かった。
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ボルシチの材料になるビーツと、砂糖の原料になるてんさい糖(ビーツ)は、違う植物だったんだ。
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女子栄養大学図書館OPAC▼ https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000055229
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ブクログの本箱には、大きな本のようにうつされているが、11.5×17位の大きさのポケットサイズの本である。
最近は、残念ないきものシリーズが、流行っているが、これは、植物編なのか?と、思って手にした。
先ず、植物は、知っているが、この食べ物の花が、鮮やかで驚いた。
アーティチョークの薊のような花。
イチゴも、今は、ピンクに白色が、出回るようになってきていて、美味しは?と、思いながら、値段と見た目で、さけてきたが、本を読んでも余り理解しがたかった。
オクラの花も芙蓉の花のようで、綺麗である。
年を重ねてから、オクラが、縦に空に向かって生えるのと、この花の実物を見て、今まで、スーパーで、パック売りしか見たことが無かったので、衝撃的だった。
カボチャも、輸入元が、南アフリカだったりして、国産の物の種類も多い中、色んな国のカボチャがあり、どれが美味しいのか?と、思ってしまった。
スイスチャード・セロリ・ソラマメの話も面白かった。
大根の話は、時代小説で、大阪の難波村から南部で、作られていたのを読んだが、堺がカイワレの発祥地だったのかと、、、
チコリ・マテイーヨ・ビート・ラプンツェルなど、全部で38の野菜について書かれていて、読み易かった。
機能性成分例も掲載されていたのだが、、、余り見ることなく、ページを繰ってしまった。(ごめんなさい)
パースレイン(crazy vegetable)も生命力が、強いとの事で、駐車場などの割れ目からもスベリヒユと呼ばれる雑草と、書かれているのだが、、、食べる事が出来るのを知った。。。。でも、食べる勇気が無い。(笑)
小さな本であるので、アッという間に読み終えた。
さてさて、雑草なるもので食することが出来る植物を見に出かける事にしようかな? -
筆者と興味があるポイントがずれていて面白くなかった