汚れの科学 汚れはどのように発生し、どのように消えるのか (サイエンス・アイ新書)

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  • SBクリエイティブ
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797393606

作品紹介・あらすじ

キタナイ! クサイ! クサイ!
なぜ汚れが発生するのか そして、どのように落とせるのか、防げるのか
本書は汚れの発生と消失を、化学的に解説する書である。

汚れにはさまざまな種類がある。たとえば、なにもしなくとも発生するホコリ汚れ、レンジまわりの油汚れ、シンクの水垢、浴室の黒カビや湯垢、トイレの黄ばみや尿石、そしてサビなどである。

そして各汚れに対して清掃効果を発揮する、さまざまな化学洗剤・化学物質が存在する。中性洗剤、アルカリ性洗剤、酸性洗剤、メラミンフォーム、アルカリ電解水、セスキ炭酸ソーダ水、クエン酸、防ぬめり剤・防カビ剤(次亜塩素系殺菌)、クレンザー(ケイ酸鉱物)などである。

本書では、これら作用の化学的メカニズムを解説、効率のよい汚れ落としと予防策を提案する、科学教養書である。


第1章 汚れが発生するしくみと落ちるしくみ
第2章 生体と汚れ
第3章 衣料の汚れ
第4章 水回りの汚れ
第5章 日用品の汚れ
第6章 家屋の汚"

感想・レビュー・書評

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  • 大掃除の前に、こうやってやっぱり理屈がわかって綺麗にできるとより気持ち良いよね

  • 掃除について化学的に解説した本。
    普段疎遠な化学が身近に感じられる、また役に立つ内容が多い

    <メモ>
    クエン酸
    キレート効果=金属を落とす効果
    逆性石鹸
    プラスの電荷をもつ(リンスなど)

    漂白
    二重結合を分解
    酸化(酸素の結合)

  • ☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
    https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB25613339

  • 科学というか、化学でした。色々わかりやすい。割とお年の方の言い方があって懐かしかった。高校の化学の先生なくなったんだっけ、とか。

  • 身の周りの汚れとその洗浄について網羅的に扱われており参考になった。つい周囲に汚れているものがないか探したくなった。科学とあるが、どちらかというと化学の観点からみられているようで少し偏りがあるかと思った。

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著者プロフィール

1945年5月3日生まれ。1974年東北大学大学院理学研究科博士課程修了。理学博士。名古屋工業大学名誉教授。現在は愛知学院大学客員教授、中京大学非常勤講師を兼務。専門分野は有機化学、物理化学、光化学、超分子化学。『マンガでわかる元素118』『周期表に強くなる!』『マンガでわかる有機化学』『マンガでわかる無機化学』『カラー図解でわかる高校化学超入門』『本当はおもしろい化学反応』(サイエンス・アイ新書)ほか、著書多数。

「2017年 『料理の科学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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