ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア10 (GA文庫)
- SBクリエイティブ (2018年5月12日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (472ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797394603
作品紹介・あらすじ
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア10』発売決定
感想・レビュー・書評
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「怪物のせいで誰かが泣くのならーー私は怪物を、殺す」 そして『その日』はやって来た。 人造迷宮の『鍵』を探し求める【ロキ・ファミリア】に訪れる運命の契機、オラリオに動乱をもたらす異常事態。地上に出現した『武装したモンスター』によって、あらゆる勢力が巻き込まれる中、待ち望まれていた『英雄』は零落しーー新たな『愚者』が生まれる。 剣姫は懊悩する。 勇者は覚悟する。 人と『怪物』を巡る戦いの中で、様々な想いが決戦の舞台、迷宮街で交錯する! これは、もう一つの眷属の物語、ーー【剣姫の神聖譚】ーー
(2018年)
— 目次 —
プロローグ「ある少女の独白」
一章「前表」
二章「その名は愚者」
間章「妖精憤怒」
三章「勇者の憂鬱 剣姫の懊悩」
間章「神々の密談」
四章「ダイダロス前哨戦・裏」
間章「それぞれの戦い」
五章「ブレイブソウル!」
間章「たばかりの行方」
六章「勇者克己」
エピローグ「少女の結末」 -
9月3日読了。購入。
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かわいそうなゴブリン問題その他視点からの話。
よくテーマにしたな、といいたいくらいこの手のモンスター倒す系の話とは相性悪いとは思うんだが。 -
年をとると、自分がハリボテであることを知りながら進まなくてはならないことがある、という著者のあとがきが身に染みる。そんな第10巻。
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あーこれはアイズが可哀想だ。
ベルは彼女の英雄にはなれないのかなあ。
ダンマチ外伝のソードオラトリア。
だけど、ここんとこほとんど本編とは独立した話が続いていたのだけど今回は久々にがっつり本編と絡む話だった。
本編11巻のゼノス編最終巻をロキファミリア側から見た話。
ベルたちヘスティアファミリアがゼノスを逃がすための作戦をとっていた裏で、フィンたちはクノッソスとの二面作戦を展開していたとは、さすがロキファミリアですなあ。
そしてロキファミリアの方でもゼノスたちをちゃんと認識していた事が明かされる。
これこそ外伝の醍醐味だよね。
外伝ではこのところロキファミリアの誰かに焦点が当てられていたけど、今巻の対象はフィンだった。
自らを人工の勇者と呼んだフィンは、でもこれで真の勇者に向かって進み始めたのかな。
そしてそれはある意味ベルのライバルで神話に語られる新しい勇者の時代に導くのだろうか?
外伝の魅力がさらに増したなあ。
そしてアイズ。
自分には現れなかった英雄がフィーネには現れたのだと知った彼女の悲痛。
救われないなあ。
ベルはフィーネだけでなくそんなアイズも救うことが出来るんだろうか?
たぶん、彼女を憧れの対象と見ている間はムリなのだろう。
だからベルよ、もっと強くなれ!
期待している。