- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797397130
作品紹介・あらすじ
「これから金融の世界では、仮想通貨とその基盤技術であるブロックチェーンによる〝革命的?な変化が起きます。
それに伴い、私たちの日常生活も劇的に変わるでしょう」(「はじめに」より)
今、ブロックチェーン革命によって、金融業界に大激変が起きようとしています。
その革命を牽引しているのが、SBIのトップを務める北尾吉孝氏です。
SBIは、世界の金融機関の先頭に立って、国際送金の仕組みを抜本的に改革することを目指し、世界の金融機関と投資家たちから注目を集めています。
北尾氏は、仮想通貨について次のように言います。
「デジタル通貨が発行されるようになれば「仮想通貨はなくなるだろう」といった見方も強くなりつつあります。
しかし、私はそうした見方をまったくしていません。
仮想通貨の市場規模は、10年後には2000兆円程度に膨らんでいると想定しています。
つまり、これから本格的な市場規模の拡大期に入ると考えているのです」(本文より)
ブロックチェーン革命によって、世界経済や日本経済、そして私たちの日常生活はどのように変わるのか?
革命の最前線に立つ北尾氏には、どのような“未来”が見えているのか?
まもなく私たちが直面することになる“新しい時代の経済”の全貌が、本書で明らかになります!
(章構成)
第1章 「仮想通貨革命」によって私たちの生活はどう変わるのか?
第2章 仮想通貨は、本当に「決済通貨」になれるのか?
第3章 ビットコイン VS 中央銀行の「デジタル通貨」
第4章 「新しい時代の経済(フィンテック2・0)」の全貌
第5章 仮想通貨が地域経済を活性化する
第6章 SBIグループにおける「フィンテック1・0」から「2・0」への進化
感想・レビュー・書評
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勉強になります。技術的なことも平易にまとめてあり、意外に良書では?
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仕事の絡みでお勉強のため読む。
2018年11月に出版ですので、まだ仮想通貨の市場に魅力があった時代。
リブラや中銀デジタル通貨の構想もありますので、業界的には違った方向に進んで行くんですかね。 -
マウントゴックスのマルクカルプレスの本よりは、仮想通貨の今後の展望が具体的に書いてあって参考になった。
SBIホールディングスが仮想通貨やブロックチェーンという新しい技術に対してどう取り組んでいっているのかもよくわかる。
アマゾン銀行の本では、銀行、ましてや地銀の未来はとても暗いようなことが書かれていたけど、北尾氏は地銀は強みを生かせば生き残るし、地銀とも連携しながら新たなサービスを提供していこうとしている点が興味深かった。 -
前書の洗礼を受けた後だからかこの本が易しいレベルで書かれているからか、思ったよりすんなりと内容が入ってくる感覚だった。
金融業界視点のブロックチェーンの有用性を具体例を入れて説明してくれたので分かりやすかった。
未開拓の分野であっても見慣れて馴染みが出来れば抵抗感は減る、と思わせてくれたビジネス書体験でした。 -
仮想通貨の今後についてSBIグループの取り組みを中心に知ることができる。
技術的な内容が知りたい人は別の本を読んだ方がいい。 -
Blockchainを基盤とする時代のインターネットが始まっている。
仮想通貨がどういう方向に進むのかなどについてSBIグループの今後を絡めての解説。
価値の交換を可能とする新インターネットは銀行・金融・保険などの世界を多く変革する。国際間送金(国内送金も含む)の新しい展開がBlockchainで始まっている。そこにSBIグループも大きなコミットを行いつつある。