世界から核兵器がなくならない本当の理由 (SB新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797397345

作品紹介・あらすじ

北朝鮮の核攻撃で、死者数210万人! ?
2017年11月、北朝鮮は核弾頭装着が可能とされた新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験を行い、過去最高高度およそ4500キロまで到達。金正恩委員長は「核武力完成の歴史的大業を果たした」と実験が成功に終わったと宣言しました。また、アメリカの北朝鮮研究機関が、もしも北朝鮮が核攻撃を仕掛けてきたら、その死者数は210万人になるという試算結果も出しています。

外交カードとしての核。ビジネスとしての核。
世界から核兵器がなくならない本当の理由とは?
相次ぐ北朝鮮の核実験やミサイル発射実験。核の脅威となる北朝鮮の現状とは! ?
日本にとっても身近な問題となっている“核兵器"問題を、池上さんが基礎知識からわかりやすく解説。
核誕生の歴史から、核兵器が外交カードになってしまったこと、その技術をビジネスにしようとしている国などを明らかにしながら、世界から核兵器がなくならない深い事情を伝えます。

核なき世界は実現するのか?
池上さんが本書に込めた思いとは! ?
知られざるさまざまな事実や現在の情報をわかりやすく解説し、私たちに、今、大事なことを投げかけます。(「池上彰緊急スペシャル! 」HPより、一部引用)

感想・レビュー・書評

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  • 原爆の恐ろしさは実際に体験していない私たちでもわかる。二度とあってはならないことである。にも関わらずなぜ世の中から核兵器はなくならないのか。

    「核の抑止力」という話。ニュースではよく聞くが、対国家戦略として非常に重要であることこの本を読んでよくわかった。そして、お金を生む。兵器を作ることで雇用を生み、ビジネスとなる。ただ単純に「核兵器は危ないから持たないでおこう」という話ではないらしい。

    しかし、世界には「非核兵器地帯」というのもある。そして、それに尽力した人がいるということ。

    核は危険だといっても、それだけでは薄っぺらい議論になってしまう。もっと深く学んで考えることが大事である。

  • 記録

  • まぁ分かりやすくて良いんじゃない?
    核兵器を日本も作っていたとか、IAEAに勤めいていた元北朝鮮外交官が今は核兵器の闇商人になっているとかポツダム会談が遅れたのはアメリカが核実験をしていたからとか色んなことが知れて良かった。

  • 1時間で簡潔に判る。

  • 核兵器の意味、核の抑止力、そして、核なき世界へと順に詳しく、わかりやすく説明してあり読みやすい。

  • 新聞の延長戦上目線で読んだ。
    今回は特に目新しい内容ではなかったけど核の歴史をおさらいできた。

  • トラテロルコ条約をむすんだラテンアメリカは立派ですね。
    日本も仲間といえるかもしれないけど。

    この本で初めて知ったのが「電磁パルス攻撃」というもの。
    北朝鮮がそれを行うと、電気がつかえなくなってしまうのです。

    今回北海道地震であらためて電気の大切さを痛感しました。
    ほんとうに電気がつかえなくなってしまったら、
    私たちの生活は事実上の「石器時代」にもどってしまうともいわれているそうです。
    人体への直接的な被害はないため「非殺傷兵器」とも言われますが、アメリカの専門家によると、アメリカ全土がこの攻撃を受けた場合、国民の9割が一年以内に死亡する可能性があるのだそうです。

    ほんとうに核兵器のない世界になってほしいです。

  • 2018/7/19〜7/25

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