奇跡のスーパーマーケット

  • 集英社インターナショナル
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797673470

作品紹介・あらすじ

「企業は社会のために」を実践する地元スーパーのCEOが退陣に追い込まれた。立ち上がったのは従業員、顧客、取引業者たち。CEOアーサーを取り戻す奇跡の運動が始まった。全米を湧かせた実話!

感想・レビュー・書評

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  • 会社の在り方を問うドキュメンタリー。熱い思いがこみ上げる作品。自律分散型組織で、現場に権限移譲を徹底的に行い、縦横斜めの双方向コミュニケーションによって生まれる自主性とやりがい...。そう簡単にまねできるものではないが、企業文化の醸成と定着へのヒントが満載。映画もちょっと見てみたくなった。

  •  アメリカ北東部ニューイングランド地方に75店舗を展開し、従業員25,000名、約200万人が買い物をするスーパー=「マーケット・バスケット」。創立以来、顧客・取引先を大切にし、従業員も地元から採用、ボーナスや有給休暇、奨学金制度など賃金・福利厚生制度も充実。CEOは日頃から「会社は社会のためにある」「金より人が大切」と言っていた。そこで、親族間のゴタゴタを背景に、株主利益の最大化を求めて株主がCEOの解任劇を起こした。解任劇自体は珍しいことではないが、解任を契機に抗議活動が始まった。その抗議活動が前代未聞。CEOの復帰を求め、自らの生活をなげうって、パートの従業員から店長・管理職が一致団結して抗議運動を展開し仕事をボイコット。取引先の中からも納入辞退をする会社が発生、物流センターやトラック運転手の中にも同調する人たちが。さらに顧客まで他にスーパーで買い物をしたレシートを店舗に貼り付け不買運動を展開。抗争は6週間も継続、泥沼状態になり、連日のマスコミ報道もあり、ついに、知事・政治家が動いた…。
     2014年夏、米国マサチューセッツ州に本拠地を置くスーパーマーケットチェーンで起きた実話。フジTV「奇跡体験!、アンビリーバボー」でも放映。今のアメリカで起きたということがすごい。会社は誰のものか、「顧客満足・従業員満足」をえるため必要なものは何か、コミュニケーションで大切にすべきものは何かを考えるのに必読の好著。

  • 一冊に引っ張るにはちょっとしんどかった。

  • CEO交代に慕っていた社員だけでなく取引企業や顧客までボイコットをするという前代未聞の事件の記録。
    CEOを一方的に礼賛する内容ではないが、そちらよりの書き方。

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