- Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
- / ISBN・EAN: 9784798037042
感想・レビュー・書評
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仕事の関係で少し読んでみようかと。
「Androidアプリテスト技法」とあるが、前半のテスト一般論の方が役に立ったような気がする。
テストの一般的な目的は、
1. 欠陥を摘出する
2. 対策ソフトウェアの品質レベルが必要十分であることを確認する
3. 意思決定のための情報を示す
4. 欠陥の作りこみを防ぐ
予防コスト=1
社内検証&修正コスト=10
流出/外部発見&修正コスト=100
ソフトウェアテスト技法
・仕様ベース - 同値分割/境界値分析、デシジョンテーブルテスト、状態遷移テスト、構成テスト、直交表テスト、ユースケーステスト
・構造ベース - ステートメントテスト、デシジョンテスト
・経験ベース - 探索的テスト、フォールト攻撃
V字モデル:
・要求分析 -- 受入テスト
・基本設計 -- システムテスト
・詳細設計 -- 結合テスト
・実装 -- コンポーネントテスト
プラクティカル クオリティモデル - 何を優先するか?
・機能の実装度合い
・セキュリティとプライバシー
・操作の覚えやすさと気持ちよさ
・時間と資源のパフォーマンス
・変更のしやすさ
・スケーラビリティ
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実際の試験ツールの説明も詳しい。その辺りの話は更新も早いはずなので、紙の本よりもオンラインのサイトの方が便利なはずではあるのだが。この辺の書籍はどんどんリンク付きの電子書籍にならないのかな??詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
Androidのアプリケーションをテストする時のTIPS集のような本です。
Chapter 1では、テストというアクティビティの基礎的な考え方について書かれていますが話が整理されていない感じがします。テストプロセスとテストレベルについて「時系列的な横の概念と、役割や成果物の統合状態を表す縦の概念」と書かれていますが、わかるようなわからないようなです。
Chapter 2では、テストプロセスとテスト技法とテストタイプが混在して語られ、さらに混迷を深めます。また、なぜか、ブラックボックステストの話題が中心で、Chapter 3とのつながりが悪いです。
Chapter 3は、Androidテストのヒント集のようなもので、恐らく分担して書いたのでしょうが、難易度に差があったり、文体が違ったりです。
★★★
と、厳しいことを書きましたが、実際にAndroidアプリのテストに携わっている人には参考になる話が多いと思います。
また、たとえば、Chapter 2の非機能要求(特にユーザビリティとUXなど)、プライバシーとセキュリティの節は本のタイトルにマッチしていてとても勉強になりました。 -
洋書でテスト本あったけど、日本語でみたのは初めて。テスト部の皆様、おつかれちゃんです。