チューブ生姜適量ではなくて1cmがいい人の理系の料理

著者 :
  • 秀和システム
3.37
  • (7)
  • (22)
  • (29)
  • (9)
  • (1)
本棚登録 : 420
感想 : 28
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798043661

作品紹介・あらすじ

「下味をつける」って専門用語?新しい言葉は定義してから使いませんか?全工程を俯瞰できる「フローチャート」付き。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 自炊初心者から料理できるようになった理系著者の試行錯誤が面白い!

    結局はPDCAのDDDDばっかりではセンスある人以外は中々上手くならなくて、CAも大事だよって話。

    ーーーーーーーーーーーーーー

    私は圧倒的にきっちり測るタイプとは真逆…やけど、学ぶことが結構あった。

    まず、分量きっちり測る、レシピ+変更した分量メモしておく、とかは考え方違いすぎて面白かった。理系じゃないんかもしれん。

    冷凍解凍や加熱順の原理とかは、化学の目線で簡単に説明されてて勉強になったし、考えながらやるの大事だな〜と。(特に職業柄)
    この人みたいに日常生活で実験のように比較しながらしなくてもいいけど、最低限原理をちょっと理解してからやるだけでも全然違いそう。

  • 他業種から転職して新しく入った職場で、いきなり「前任者の引き継ぎ書があるからそれ見て仕事やって」と言われてもすぐに仕事はできない(経験則)。
    たいてい専門用語があって理解ができなかったり、その作業の目的がわからなかったり、必要な道具の場所が書いてなかったりして、まずはそれを確認しなきゃいけない。

    …料理初心者がちまたに溢れるレシピ本を見るとこの時と同じような気持ち、状況になるよなあと思う。

    そこそこ最低限の料理はできるわたしも「適量ってどんだけよ!?」とか「下味ってどうつけるの?」とな「強火って、今使ってるIH調理器だとメモリいくつくらいなのかしら?」とか、「薄切りってどんだけ薄く切るの?」とか、レシピの内容を改めて調べ直したりしながらよく思っていた。

    その点、この本はあくまで数値等用いて具体的にし、前提(目的)をはっきりとさせ、作業説明書みたいに書いてくれるのでとてもわかりやすかったし、何気なく作ってる料理の工程やレシピが分析されてて読み物としても面白かった。

    「これから料理をはじめようと思ってるんだよね」という人にそっと差し出したい一冊。

  • 一口大にカット、塩ひとつまみ、ひと煮立ちしたら…料理レシピによく登場するこんな説明に、「感覚的で再現性がない!」「SI単位系を使って定量的に説明してくれ!」とツッコミを入れたくなる方はいらっしゃいますか?本書ではかつてそんな理系特有の悩みと格闘しそれを乗り越えた筆者が、理系料理ビギナーにもわかりやすく調理の手順について解説します。春から新生活、でも一人暮らしの外食生活にも飽きてきたのなら、本書から自炊生活を始めてみませんか?
    (土木工学コース M2)

  • 話題の本のタイトルに惹かれて…
    大学入学と同時に1人暮らしを始めた時、友人知人皆に「餓死する」と断言された私も気付けば主婦歴10数年…さすがにこの本で料理に関して初めて知ったという項目はなかったけれど、改めて自分が理系よりの人間であるということを再認識( ´艸`)
    そして一番驚いたのは「説明が長くなるから理由はどうでもいい」と思っている人が意外と多いという真実(((゜д゜;)))
    読み物として面白い1冊でしたvv

  • 料理について知らないことが多くて不安な人が読むと、ちゃんと細かい説明があってありがたい本

  •  思っていたのとちょっと違った。amazonの中身で見た時には、いくつかフローチャート形式のレシピが乗っているのかと思ったので。感覚派の料理についての考察と対策をブログのような文章でまとめているような本。理系で、料理が苦手で、感覚派が理解できない人が、留飲を下げる為にはいい。この本1冊では、料理苦手は改善しない。牛丼と同様の書き方のレシピがもっとあるといいのに。

  • 料理が苦手だとか嫌いという人の気持ちが、普通に料理してる主婦の私でもよくわかる本です。娘がwebのレシピを見ながら料理をするようになりましたが、塩少々?一つまみ?適量?生姜ひとかけ?玉ねぎの中?と。車の免許をとれても練習しないと上手に運転できないのと同じです。実験だとたった3〜4回で理想的な成果物を作り上げることは難しいけど料理ならそれが可能、という説明が理系らしくて笑えました。最低限必要な調味料とか調理器具もあるし本当の初心者には役立ちそうです。一応主婦歴は長いので、面白い読み物として楽しめました。

  • 料理本だと思ったが、エッセイだった。
    感覚で料理することが分からない人が、納得して料理できるまで。

  • まったく料理をしたことのなかった著者が、料理をできるようになるまでの本。同じように料理をしたことがない人が読むと、料理することへの恐怖心などが取り除かれると思う。
    また、レシピ本などに当然のように書かれていることも、なぜその作業が必要なのか、料理を作るベースのない人に向けて書かれている。たとえばアクを取ることについて、なぜアクを取ることが必要なのか?アクとは何なのか?など。ちなみにアクは、煮汁に溶け出した水溶性のタンパク質が凝固した、アミノ酸・脂質などをふくつ泡状の浮遊物とのこと。
    が、こうした「理系の料理書」がメインかと思って読んでみたら大部分がエッセイだったので、そうした意味では肩透かしだった。

  • ほぼネタですが、ネタ本としては、人に貸し出せる必要があるだろうということで、紙版で購入。

    分かるんだけど、どうして男性にこういうタイプが再生産されてしまうのか(家事のほうも)というところに関心がある。練習量だけの問題だとすると、練習させない環境のみに問題があるんだけど、それって昨今の女子も一緒だよね?そうなってるのかなぁ。

全28件中 1 - 10件を表示

五藤隆介の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×