群れない。 ケンブリッジで学んだ成功をつかむ世界共通の方法

著者 :
  • 秀和システム
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798052526

感想・レビュー・書評

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  • 人は無力だから群れるのではなく、群れるから無力になる。

    SNSでは心の空白は埋められない。
    これは他人の目を評価基準にしてしまう。虚しい。
    自分が興味あることに打ち込めれば他人の目は気にしなくて良くなる。
    他人の期待に応えたいならまずは自分の本音に向き合うこと。自分の本音を満たしていくための行動は、他人軸ではできない。
    繫がりが虚しいのではなく、繋がるために虚飾したり、自分の本音を押し隠したり、分からないまま他人軸で自分を評価してしまう環境に身を委ねてしまうのが虚しさに繋がる。
    群れる前に自分の本音を見極め、楽しめる努力、それをせずにはいられない方面を積み重ね工夫し成し遂げる、そのくらい「できる」ようになるのが先。それをすること自体を楽しめ。他人の評価は良くも悪くも、時々で変わるし、気にするほどのことは無い。気にすべきは常に自分の満足。
    他人への期待を手放せ。
    評価してくれない他人に評価してほしい、とか、繋がってほしい、なんて無駄な期待だ。他人は自分のために生きてるわけじゃない。
    失敗したとしてもそこでやめたら失敗だが、成功するまで続ければ成功するために必要だった経験となる。
    【人間は失敗しないとなにも掴めない生き物だ】
    自分を最後まで信じ切ってやりきらせてあげれれるのは、自分だけ。
    他人ではない。他人の期待も応援も、ありがたいけど、努力できるのは自分だけ。

    苦手なことに時間を費やさない。誰かに頼めることは頼んでしまう。自分に素直に生きる。

    嘘くさい付き合いに踊らされるな。
    茹でガエルになる前にとびだせ!
    生ぬるい水の外は無限の世界。
    環境に違和感を感じたら飛び出すチャンス。
    嫌われても気にしなくていい。
    他人の本心は最後まで分からない。
    価値観は千差万別。
    誰からも嫌われない人は誰からも好かれない。
    行き詰まったら、自分が当たり前と思ってきた価値観を疑ってみる。常識や当たり前を超えてゆけ。
    ワクワクしないもの(物)は手放せ。

    一人の時間が未来を決める。

    手帳には自分との約束を書く。
    集中しているときは集中し続けて、メールなどの返信は後でいい。後回しにさせてくれない人間関係はどうせ続かない。

    参加するコミュニティは選べ!
    行く集まりは厳選する。
    時間を大事に。

    思ったことは口にしていい、敵を作る時味方も作られる。(でも真に頭の良い人は敵は作らずに自分の意見を言うと思う)

    誰かに依存して生きるより、誰かに必要とされるくらい強みを磨く。
    自分の強みがわからなければ他人に教えてもらえ。

    情報に振り回されない「目」を養え。しっかり見る、自分で体験することで培われていく。

    自分の「価値」を上げて時間に縛られない工夫をして、なるべく身軽でいればチャンスを掴みやすい。
    そして未知に挑む勇気を持つ。

    旅に出て考えるより行動する習慣を。旅は成長のチャンスとなる。

    安易に正解を求めない。

    多くの価値観に触れろ。

    やらない事を決める。

    ***

    ひとりで行動する自分に心強いエールを貰った気分になれる本。
    結局
    ①自分の望みをはっきりさせる。
    ②他人を気にせず行動する。
    ③評価は気にしない。
    ④うまくいくまでやる。楽しんでやり続ける(もちろん工夫や改変は常に)
    ⑤自分なりの戦略を持ってレールを離れる地力を身につけよう
    ⑥もし悪意的評価を浴びても本当に本当に気にしない!
    ⑦ちゃんと旅をする、一人で旅をする機会をたびたび持つ。
    ★一人で考え自分を知り、一人で行動する。他人の顔色を伺わない。

    これに尽きる。

  • 自分の今の在り方全てを再考させる1冊であった。
    自分に響いた点
    1 自分の思ってる事を素直に言う
    2 準備をじっくりせず、不言実行
    1 では、やはり自分の性格をしっかり分析されてるように感じた。自分は、言いたい事には蓋をする。要するに我慢する。けど、我慢するのではなく、思ってる事を口にする。それで敵を作るかもしれないが、反対に味方を付けるかもしれない、今の状態は敵も味方もどっちも作らない事、これこそ愚の骨頂である。

    2では、著者の経験が主に記載されてたが、準備をしっかりして行動してもそれによる結果が必ずしも芳しいものではない。成功者は次の言葉が出るよりも早く行動する、それこそが自分も成功の近道

  • *誰からも嫌われない人生は、すなわち、誰からも好かれない人生でしかない。
    *人は無力だから群れるのではなく、群れるから無力になる。
    *ケンブリッジでは、誰ひとりとして群れていなかったのだ。それぞれが自立していて、必要なときにお互いの力を出し合い、個人ではできないものを創造していく。そんなお互いが依存しない生き方を、誰もがごく自然に送っていた。
    群れている人は、相変わらず時代に翻弄され、周囲に振り回されていた。群れない人は、時代の変化をうまく捉え、誰にも振り回されず、自分の人生を生きていた。留学から帰ってきた僕には、日本人がそう映った。
    *外ではなく内側に目を向ける
    キミの意識を自分の心に向けることだ。他人が気になるのは、結局、他人にしか目を向けようとしないから起こるのだ。繰り返すが、自分の心に耳を傾け、それに素直になるしか、解決策はない。人は興味があるものに打ち込んでいれば、他人が何をしているか、他人からどう思われているかなんて気にならない。
    *他人には他人の人生があって、その人が生きたいように生きればいい。もちろん自分もやりたいことをやればいいし、嫌なことは嫌だとごく普通に言っていい。そもそもずっと安定した人間関係なんて、この世に存在しないのだから。他人の人生を生きるほど、人生は長くない。「あなたの時間は限られている。だから他人の人生を生きたりして、無駄に過ごしてはいけない。
    *そもそも「他人はわかってくれない」という前提でつき合わなければ、これからの時代は疲れるだけだ。
    *自分を最後まで信じられる唯一の人間は、自分しかいない。
    失敗し、そこで初めて”腑に落ちなければ”人は物事の本質をつかめない、いや、つかもうとしないのだ。失敗したところでやめてしまうから失敗になる。成功するところまで続ければ、それは成功になる。
    *大事なことは、言うまでもなく、ゆであがる前に”飛び出す勇気”を持つことだ。生ぬるい水の外は、無限の世界だ。日々の生活に違和感を抱いているならば、とにかく鍋から飛び出すことを僕は勧める。飛び出せば見える大事なものが、そこにはたくさんあるからだ。人が成長するときは、新しい世界に、なんらかの可能性を感じるときだと思う。それゆえ、キミにも群れから飛び出して、世界の広さを知ってほしい。キミがもし、居心地のいい世界を抜け出し、外の世界を知ったのなら、なにかが崩れ、そこに大きな可能性が生まれることは間違いないだろう。
    *心から自分のやりたいことに突き進んでいる人は、周りが何をしているかなんていちいち気にしない。いや気にするヒマなどないほど、自分のやりたいことに邁進している。そして、そういう人ほど、つねに己の本心に目を向けている。
    *依存するより必要とされる人を目指す。
    誰かに依存して生きるのではなく、誰かに必要とされるくらい「強み」を磨く。それが群れない生き方の根底にある。今のキミにできることを精一杯やること。そうすればキミは周囲から必要とされ続けるだろう。
    *つき合わない相手を明確にしろ。
    つきあいを避けるべきタイプ
    1.時間へのリスペクトがないタイプ
    2.自分への意見を押しつけてくるタイプ
    3.必要以上にネガティブなタイプ
    *愛想のいい人間を演じていると、自分にとって必要のない人まで寄ってきてしまう。そして、やがてはそういう人たちに振り回されてばかりの人生になっていく。
    *ものごとをしっかり見る「目」を持て。
    偏った情報に振り回されたくなければ、対象をしっかりと見ることがすごく大事なのだと思う。だけど、それよりも重要なことは、とにかく自分で体験してみることだ。そうすれば、自分だけの「目」が養われていくからだ。少なくともそれさえあれば、世間に流され、右往左往するなどということも防げるだろう。情報や世間の言うことが正しいとは限らない。ときにはものごとの本質を疑い、自分で体験することが大切だ。
    *自分の人生は絶対に切り売りすべきではない。それより価値を売ることをひたすら考えるべきだ。90分全力で走り回って得点を狙うストライカーも素晴らしいが、出場時間が10分でも、ゴールを決めるストライカーがいつもヒーローになるのだ。繰り返すが、キミの時間は決して増えることがない。だから、仕事では時間の長さや量よりも、相手が感じる価値を売るということを考えてみた方がいい。そうすれば、思わぬところから降ってくるチャンスにも反応できるし、そのチャンスが来たときに、バットを思いきり振り抜くことだってできるのだから。時間に縛られないように工夫し、いつも身軽な状態で急に降ってくるチャンスをものにできるよう意識してみよう。
    *成功者はみな不言、即実行。
    成功者はとにかく黙って素早く行動する。それは、誰かにバレないように行動するのではない。言葉にする間もないほど、行動が早いということだ。
    *追い込まれるから、できるようになる。
    「できるから、やろう」ではなく「やるから、できるようになる」が正しいと思っている。飛び込んでしまえば、成長は勝手についてくるのだから。つべこべ言うヒマがあったら、とにかく興味ある世界に飛び込んでみよう。
    *自分の時間を重要なものに割くことは、キミの命を割くこととまったく同じだ。だったら本当に大切なことに時間を使うべきだ。いらないものに使って、あとから虚しさを感じている場合でない。そうした、貴重な時間をどう使うかの判断基準がないならば、これを機会に考えてみるのはどうだろうか。なぜなら、人はいつまでも生きてはいられないのだから。僕たちはいつか必ず死ぬ。最後に後悔しないためにも死を意識して生きてみよう。
    *もしキミが、人生を思い通りに生きたいなら、今すぐ「やらないこと」を明確にするべきだ。つまり、やりたくないことを無理してやるという習慣を消し去るのだ。人は選択肢があるから迷ってしまう。選択肢を捨てさえすれば、迷うことはない。
    *キミには、誰に従わなくとも自分の好奇心にだけは忠実に従い、敏感に時代を感じられるようになってほしい。「永遠」なんてこの世にはない。だから、なにかにしがみつくより、好奇心に従って生きてみよう。
    *肩書より、自分という看板で勝負し続け、プロとしていつでもお呼びがかかる人間を目指そう。
    *新しいことにチャレンジすれば、そこには必ず学びがある。だから、ヘタでも無様でも、逃げずにやり通そう。
    *資格より、人間的な魅力を目指そう。
    資格のために頑張っても、社会から求められるかどうかは、まるで別の話ということだ。それより、ひとりの人間として充実していることの方が、よほど大事だということをキミにはわかってもらいたい。「将来の自分」について不安になることもあるかもしれない。しかし、そんなことばかり考え続けても不安は消えやしない。大事なのは「これから」ではなく「今」なのだ。「今を生きろ」この言葉をまさにキミに贈りたい。不安な「いつか」のために、大事な「今」をおろそかにしてはいけない。
    *僕はなにかをやりたいときに”できる、できない”ではなく”どうすればいいのかを、考えることに意義がある”ということを学んだ。たとえどんな状況であっても、自分になにができるかを考える。
    *生きることは、成功することや失敗することではなく、学び続けることだと僕は思っている。だから、何度つまずこうが、無様に転ぼうが、そこで再び立ち上がり、夢中になれる方向を探して、ゆっくり歩き始めればいい。それでいいのだ。

  • 常識や他人に合わせていくより、自分の考えた道ややり方で進んだ方がよい

    他人と違うことを気にしてしまうと、
    考え方も、人付き合いも平凡で狭いものになってしまう。
    それは自分の本心ではないから、どんなにいいことをしていても楽しめなくなる
    今後の世界は自分自身を看板にして仕事を勝ち取るような世界になる。
    その時、仕事でもなんでも楽しんで、得意分野で力を発揮するのが今後の働き方の1つの選択肢と言える

  • いろんな自己啓発本に書かれた内容を著者風にまとめた本。
    普段本をあまり読まない人には参考になるかも。
    いっぱい自己啓発本を読んでる人には反復的な本です。

  • 「トム・ソーヤを殺してはならない」という言葉が印象的でした。外は尖っているけど、中は優しさに満ちている本。さらっと読めます♪

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著者プロフィール

1984年京都府生まれ。高校時代、偏差値30台、退学寸前の問題児から一念発起し、同志社大学に現役合格。その後、ケンブリッジ大学で心理学を学び、修士課程修了。帰国後、京都にてグローバルリーダー育成を専門とした「ジーエルアカデミア」を設立。心理学に基づいた指導法が注目され、国内外の教育機関などから指導依頼が殺到。これまでのべ4000人に対して、世界に通用する人材の育成・指導を行う。 また、映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』のディレクター兼振付師であるトラヴィス・ペイン氏をはじめ、世界の一流エンターテイナーの通訳を務める。2020年にはスポーツを通じてよりよい地域社会作りを目指すサッカークラブ「マッチャモーレ京都山城」を設立。 著書に『ネイティブなら12歳までに覚える 80パターンで英語が止まらない!』(高橋書店)、『頭が冴える! 毎日が充実する! スゴい早起き』(すばる舎)、『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣』(明日香出版社)などがある。

「2023年 『素敵なあの人特別編集 早起きって幸せ。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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