- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784798054247
作品紹介・あらすじ
既刊書『Tableauデータ分析~入門から実践まで~』(2017年3月)に、現場のノウハウを満載した続編が登場! 日本の分析力が更にアップします!
第1章「6つのつまずき解決法から紐解くTableau操作の基本コンセプト」は、ありがちなつまずきのケースを取り上げ、その解決法を通じて、Tableauを使うにあたって知っておくべきコンセプトを理解できます。
第2章「徹底解説! 複数のデータの取り扱い方法」は、「ユニオン」や「結合(ジョイン)」「データブレンド」「クロスデータベース結合」など、複数のデータを組み合わせるTableauの機能を整理し、正確に集計を行う方法を説明しています。また、2018年4月に発表されたデータの準備ツール「Tableau Prep」にも触れています。
第3章「表計算を使いこなして高度な分析を行おう」は、Tableauのビュー上でいったん数字を集計したあとで変換を行う「表計算」機能について説明します。この機能を使うと、累計や合計に対する割合、ランクなどが簡単に表示できます。
第4章「LOD表現でTableau活用の幅を広げよう」は、初心者にとっての難関であるLOD(Level of Details、詳細レベル)表現について説明します。「なぜLOD表現が必要なのか」「裏ではどのように動いているのか」「フィルターとの関係はどうなるのか」「どのような利用例があるのか」など、LOD表現を根本から理解できます。
第5章「設定を使いこなして思い通りのデザイン表現を行おう」は、基本的な書式設定から、ツールヒントや注釈といった補助的な情報の付加の方法や、色の設定までを解説します。
第6章「Tableauの動作が遅いときのパフォーマンスチューニング」は、ダッシュボードのパフォーマンス向上などについて解説します。既刊書『Tableauデータ分析~入門から実践まで~』の読者アンケートでも要望のあった内容です。
第7章「もっと活用したい! Pythonとの連携」は、TableauとPythonを使った機械学習や、SDKを使ったTableau抽出ファイルの自動作成機能の実装、Web Data Connectorを使った政府統計データの取得などを解説。「こんな使い道もあるのか!」と、更に広がるTableau利用の可能性が感じられます。
感想・レビュー・書評
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一定期間tableauを使っているユーザーにとってはつまづきやすい点やもう一歩理解を深めたり技を増やしたりするのに適している一冊
Python連携も魅力的だが、急に難度が上がるのでここはPythonや機械学習の事前知識が必要
やはりtableauは魅力的なツールだが、表現の幅を広げるには書籍だけでは限界がある。
「良いものを作るためには良いものをたくさん見ること」これが本質だと思うので、あとは公開されているダッシュボードを見て、作りを研究するのが良さそう詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
実践的な本。最初に読む本ではないと思う、実際にタブローでデータ処理をして簡単なことはできるけどちょっと難しいところでつまずいたときに読むと大変役に立つ。
1章 6つのつまずき解決方法から紐解くTableau操作の基本コンセプト
初心者がつまずくところをよくフォローした内容
2章 徹底解説!複数のデータの取扱方法
複数のファイルに分散しているデータをどうやってTableau上で統合し扱っていくかの手法(ユニオン、結合など)。データブレンドはまだ早い感じがしたのでパス
3章 表計算を使いこなして高度な分析を行おう
簡易表計算について丁寧に解説。表計算関数の解説もある。
4章 LOD表現でTableau活用の幅を広げよう
詳細レベルの解説。FIXED、INCLUDE、EXCLUDE関数の解説
5章 設定を使いこなして思い通りのデザイン表現を行おう
書式設定の解説。大きな枠から細かいところまで設定できる。フォント、色などさまざまな項目に書式設定できる。
6章 Tableauの動作が遅いときのパフォーマンスチューニング
パス
7章 もっと活用したいPythonとの連携
TabPyサーバーを仲介してTableauからPythonにデータを渡しPython側で機械学習などの処理を行い結果をTableau側で可視化する方法の解説。最後にはWeb上のデータを活用する話もあった。 -
基本的な操作や導入企業での活用事例が載っていないので使い始めたばかりの人には向かない。
ただ、もっとTableauを使いこなしたい人が体系的に知識を身につけるにはもってこいの本 -
前作「Tableauデータ分析 〜入門から実践まで〜」よりも明らかに難易度が上がっている。LOD表現の使いこなしやデータのフィルタリング、パフォーマンスのチューニングまでTableauに一歩踏み込んだ内容となっている。
個人的にはTableauの内部構造にもう一歩踏み込んだ説明が欲しいと感じた。
一般の書籍での学習はここが限界であり、ここからは公開データを使ってTableau Publicにあるダッシュボードをリバースエンジニアリングすることを予定している。
Tableauはあくまで道具であり手段に過ぎないので、一定ライン以上は趣味だと考えること。芸術的なダッシュボードは魅力的だが、実用的なダッシュボードは案外質素なもの。