- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784798066080
作品紹介・あらすじ
「男の子って、どうしてこうなの?」
「女の子なのに、これで大丈夫?」
「同級生にLGBTQの子がいるみたいなんだけど……」
世の中に溢れているさまざまな「子育ての常識」に振り回されて疲れてしまったお母さん・お父さんに向けて、年齢別・性別の子育てのコツを、異性間コミュニケーションのプロがやさしく解説。
子育ての悩みから抜け出し、幸せになりたい「あなた」のための本です。
“自分自身が人生を最高に楽しむことが最高の子育てにつながる。この本にはそんなエッセンスが散りばめられています。”
明治大学教授/教育カウンセラー/教育学博士 諸富祥彦先生【推薦】
感想・レビュー・書評
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2021京都外大図書館プロジェクト Library Explore Mission(L.E.M.)学生選書
京都外大図書館所蔵情報
資料ID:649397、請求記号:379.9||Sat -
男女の性差の観点から子育てについて論じている本はたくさんあるが、「ジェンダーレス時代の」「異性間コミュニケーション協会」…なにやら新しい見地からの示唆が得られそう、と思い、手に取った。
しかし何か新しいことが書いてあるかというとそうでもなかった。難しくない文章で簡潔な記述を心がけてのことだと思うが、「男の子はこう、女の子はこう」と決めつけた書き方(もちろん個人差がある、ということにも触れられてはいるが)が、ステレオタイプを助長するようで抵抗があった。
また、客観的な根拠がきちんと明記されているわけではないので信憑性に欠け、最後まで読み進める気になれなかった。
とはいえ、出産と同時期にいろいろな困難があり仕事を頑張らざるをえなかった筆者が、子育てに注力できないことで生まれる葛藤を乗り越えた体験は、女性としてとても尊敬するし、きっと素敵な女性なんだろうなぁと思う。 -
性別による特徴があり、それを活用したアプローチの仕方があることがわかりました。また、性的少数派などその子らしさということを1番に考え、寄り添っていくことが必要であるということでした。それがわかったことが、学びになりました。
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ジェンダーレス時代とタイトルにあったので、ジェンダーを押し付けずにその子はその子らしく!ということが書かれているだろうと想像していたが、それだけでなく、生物学的な男女の違いによって効果的なアプローチが違うこと、年代によって違うことがわかった。性別×年齢で、子供への接し方の意識を変えるとともに、やはり個人差もあるので個として尊重してあげることが大事で、その子ときちんと向き合うことを意識していく必要がある。
最後の多様な性への対応は、まだまだ大人が学ばなくてはと気付かされ、知らず知らずのうちに多数派を普通と押し付けて、苦しむ人が出てこないようにしなくてはと思った。