SEのための数字・数学

著者 :
  • 翔泳社
3.25
  • (1)
  • (1)
  • (5)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 39
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798104850

作品紹介・あらすじ

システムのように、直接目で見ることが難しいものを説明する際には、数字とその根拠である数式を使えることがとても大きなメリットになります。本書では、会話をしながら説明できるような簡単な数式とその作り方を、多彩なイラストをまじえながらやさしく解説します。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2020.03 破棄

  • SEが、企画から運用までの間に仕事の中で必要に迫られる数学について説明した本

    目次
    <blockquote>はじめに SEに数学って必要なんですか?
    第1章 企画と見積もりの数学
    第2章 要件定義の数学
    第3章 設計の数学
    第4章 プログラムの数学
    第5章 テストの数学
    第6章 導入・運用・保守の数学の数学
    第7章 プロジェクト管理の数学
    </blockquote>
    <b>数学は大事だ……!</b>
    正にそれを思い知らされる本。良本だ。

    この本では、見積もりの数字を出すとか、予定日数・人数の概算を出すとか、そういった、プロジェクトを進める上で必要な数学知識について、仮想的なプロジェクトケースを使って解説している。やや絵本チックな展開で、形式ばらない文章だから、読んでいてそれほど疲れなかった。

    だからすんなり頭に入るんだけれど、数学って……大事だ……って思わされると同時に、下っ端で作業をしているとわからない上の人たちの気苦労というか、やっていることの違いを思い知らされる。
    実際、なんらかのかたちで、お祭り的に何かをするときに複雑な事例というのは出てくる。不確定事項が多い中で、とりあえずの指標を出すにしても、適当にやっててはズレが大きく、後で傷が広がってしまう。かといって無ければゴールに辿り着く気がしない。
    そんな恐怖をやわらげてくれるものが、数学なんですね。
    論理的に算出された値は、必ずしも正確な値ではないです。論理的には正確ですが、現実的にはズレたりすることは当たり前です。しかしながら、そのズレを少なくする為にいろいろ考えているし、その手法が確立されているわけです。

    今、応用情報技術者試験の勉強中で、待ち行列や、正規分布、回帰直線といった理論をわけもわからず頭に叩き込んでる状況なんですね。高校数学でも人によってはやらない内容です。それが実際には使われるケースがある。
    他にもOR(オペレーションズ・リサーチ)とか……これは待ち行列と関係があるんじゃないかな。そういった事を少しでも理解する為に読んだのですが、触りだけでもわかってよかったと思ってます。

全2件中 1 - 2件を表示

山村吉信の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×