ずっと受けたかったソフトウェアエンジニアリングの授業 1

  • 翔泳社
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本棚登録 : 271
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798111544

感想・レビュー・書評

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  • 特定のプログラミング言語や手法についてではなく、ソフトウェアエンジニアリング全般について書かれている。こういった視点の入門書はあまりないと思う。

    著者が高知工科大学で行っていた授業を書き起こしたものということだが、学生のときにこうした授業を受けられることは大変勉強になると思う。ただ、この演習を通じて得られるものを本書から得ることはできないだろう。
    (演習の課題自体よりも、そこでぶつかった問題にどう対処するか考え、実際に対応するという実経験に価値がある。)

    このように書くと本書にはあまり価値がないと主張していると誤解されるかも知れないが、そんなことはない。学生やプログラマーからソフトウェアエンジニアにステップアップしようとしている人向けの入門書としてはお薦め。
    (入門書としてはとても良い。但し、あくまで入門書レベル。)

  • 本日ご紹介する本は、

    タイトルの通り
    ソフトウエアエンジニアリングを
    学校で教える内容に沿って説明したものです。

    ソフトウエアエンジニアリングってなんでしょうか。

    「品質のよいソフトウエアを、いかに
    効率よく作成するかに関する技術、技法」
    です。

    内容は、学校の授業でもありますので
    きわめて基本的なことになりますが、
    逆に基本を学ぶ(再度認識する)には
    いい本だと思いました。


    本書は1巻2巻に分かれており、
    1巻2巻を通して全体を学べます。
    次回のメルマガで2巻を紹介します。

    内容は

    <1巻>
    第1章 ソフトウェアとソフトウェアエンジニアリングとは
    第2章 ソフトウェア開発におけるプロセス
    第3章 システム提案書、開発計画書の作成方法
    第4章 外部設計書の作成方法
    第5章 ソフトウェア開発の基本技術
    <2巻>
    第6章 内部設計とプログラミング
    第7章 結合テスト、総合テスト、品質保証の実践方法
    第8章 プロジェクトマネジメントについて
    第9章 ソフトウェア産業の課題とITスキル標準

    となっています。



    ソフト開発は、案件にもよりますが
    やり方がまずいと3Kな職場になってしまいます。

    土木工事現場での3Kは
    「きつい」「汚い」「危険」ですが
    ソフト開発での3Kは
    「きつい」「きりがない」「帰れない」
    です。


    「多発するトラブルがソフトウエアの
    開発現場を混乱させ、
    3K職場という状況をつくる」

    身にしみて実感します。


    よいものを作るには、よいプロセスが必要です。

    「レビューを省くと結果的に全体の工数が増える」

    まずはレビューをする仕組みをつくる
    ところから取り組みたいと思います。

    ぜひ、読んでみてください。



    ◆本から得た気づき◆
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    良いプロダクトを作ろうとしたら、良いプロセスを作り上げることが必要
    多発するトラブルがソフトウエアの開発現場を混乱させ、3K職場という状況をつくる
    ソフトウエアエンジニアリング=品質のよいソフトウエアを、いかに効率よく作成するかに関する技術、技法
    目的はお客様の抱えている問題を解決することにより、お客様のビジネスを支援すること
    外部設計工程=システムがお客様のニーズを満たしているかを検証する
    レビューを省くと結果的に全体の工数が増える
    構造化設計=互いに独立し、小さな業務に対応
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆目次◆

    第1章 ソフトウェアとソフトウェアエンジニアリングとは
    第2章 ソフトウェア開発におけるプロセス
    第3章 システム提案書、開発計画書の作成方法
    第4章 外部設計書の作成方法
    第5章 ソフトウェア開発の基本技術
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆マインドマップ◆
    http://image01.wiki.livedoor.jp/f/2/fujiit0202/dc62297983b8cddd.png


     

  • 昔、読んだ本。
    今は第2版が出ているのでそちらの方がよさそう。

  • コメントは下巻にまとめて

  • はずかしながら、結構参考になったりして... 当たり前のことが書いてあるけど、それが経験できてないSEいっぱいいるよね。とくに提案書を書くところからできるってのは少数派だと思うけど。

  • ☆$$読みやすかったが、イマイチ。$$まさに学生向けで、現状では分かりきっている内容であった。$$買わなくて正解。

  • 一通りの流れはわかるけど、細かい解説も演習もないので身につくものはない。

    さらっと眺める程度で言葉の理解を深める役には立った。

    大学1年生が読むべき基礎中の基礎。
    新人SEなら2時間で理解すべし!

  • ソフトウェアエンジニアリングに関して、イメージと実態を埋めてくれる手助けになる。ただ出版が2006年なので、少し情報は古い。全く別の業界の人間で、ソフトウェアの世界を知りたい人間にはオススメ。もちろん、一面的な見方となってしまうのはしょうがないと思うので、実際に働いている友人に聞くなどして補足する必要はあると思う。

  • ・なかなか銀の弾丸は見つからないな〜

  • 読みやすくてよかった。
    ちょうど私が現在やってる仕事に関わる処だからそれのせいもあってよかったけど,初心者にはちょうどよいと思う。
    大事なことも書いてあると思った。

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