ドメイン駆動設計入門 ボトムアップでわかる! ドメイン駆動設計の基本

著者 :
  • 翔泳社
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感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798150727

作品紹介・あらすじ

ドメイン駆動設計をやさしく学べる入門書!

【本書の概要】
本書は、
『エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計』(ISBN978-4-7981-2196-3、翔泳社)や
『実践ドメイン駆動設計』(ISBN978-4-7981-3161-0)
に感銘を受けた著者が贈る、ドメイン駆動設計をよりやさしく学べる入門書です。

ドメイン駆動設計において、実践が難しいものは後回しにして、
理解しやすい実装パターンからドメイン駆動設計の世界に
飛び込んでもらうことを目的としています。

【対象読者】
ドメイン駆動設計を手軽に理解・実践したい方

【本書の特徴】
初心者にとって、理解しやすい、そして実践しやすいパターンからスタート。
具体的なサンプルを交えて丁寧に解説します。
またドメイン駆動設計で頻出するパターンの記述方法やその目的も解説します。

本書で解説するパターンは以下のとおりです。

【知識を表現するパターン】
・値オブジェクト
・エンティティ
・ドメインサービス

【アプリケーションを実現するためのパターン】
・リポジトリ
・アプリケーションサービス
・ファクトリ

【知識を表現する、より発展的なパターン】
・集約
・仕様

【本書の目次】
Chapter1 ドメイン駆動設計とは
Chapter2 システム固有の値を表現する「値オブジェクト」
Chapter3 ライフサイクルのあるオブジェクト「エンティティ」
Chapter4 不自然さを解決する「ドメインサービス」
Chapter5 データにまつわる処理を分離する「リポジトリ」
Chapter6 ユースケースを実現する「アプリケーションサービス」
Chapter7 技術的要素への依存を避ける依存関係のコントロール
Chapter8 ソフトウェアシステムを組み立てる
Chapter9 複雑な生成処理は「ファクトリ」
Chapter10 データの整合性を保つ
Chapter11 アプリケーションを1から組み立てる
Chapter12 ドメインのルールを守る「集約」
Chapter13 複雑な条件を表現する「仕様」
Chapter14 アーキテクチャ
Chapter15 ドメイン駆動設計のとびらを開こう
Appendix  ソリューション構成

感想・レビュー・書評

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  •  「ボトムアップ」の名の通り、手を動かす視点から段階を追ってDDDを学ぶことができる。
     コード例が豊富で、なぜそのように設計するべきかというのがすんなり理解できる。
     終章で警鐘が鳴らされているように、設計プラクティスを遵守するだけでは軽量DDDになってしまう。しかし、目の前で起こりうる課題と紐付いていることにより、本書のアプローチは非常に理解しやすい。エリックエヴァンス本の前に読んでおくとよさそうだ。

  • 値オブジェクトやエンティティ、サービスや集約などなどを、なぜ必要なのか、どのように実装すれば良いのか豊富なソースコード付きで解説している。誰でも理解できるように順序立ててとても丁寧に書かれており読みやすかった。
    私はちょうどDDDについて一通り本を読み検索して各種ブログを読み、結局どうすれば、、、という状況だったので非常に助かりました。
    プログラミングを始めたばかりだと難しそうですが、設計について悩み始めた頃であれば十分に理解できる内容だと思う。

  • タイトルのボトムアップらしく、丁寧に積み上げていく内容で分かりやすい。入門書。

  • ドメイン駆動設計の入門書として期待してたが、.NET CORE でのマイクロソフトのリファレンス実装に値オブジェクトを導入しただけのもののように感じた。
    率直にまどろっこしい実装と感じる。
    複雑なドメインのソリューションの時は必要なのかもしれないけど、適切なドメイン駆動設計を行うにハイレベルなの経験と知識が必要そう。
    昨今マイクロシステム化が進むなかこういう知識が必要な仕事は、なかなかお目にかかれないかもしれない。

  • ‪恐らく本書があってもドメイン駆動設計のバイブルは引き続きエリック・エヴァンス本なのだろう(恐らく、というのはエリック・エヴァンス本が難しくて挫折したので確かめられないため)そんな自分でも基礎から解説してくれる本書は何とか読めた。ドメイン駆動設計を理解したいけど何か難しそうで敬遠気味…という人にオススメ。いつか原典にも再挑戦してみたい。‬

  • ドメイン駆動設計の入門書であると同時にアプリケーションアーキテクチャ設計の入門書でもある。シンプルなサンプルアプリを題材にしながら、重要な概念やテクニックを順序立ててわかりやすく説明してくれる良書。

  • ドメイン駆動開発の入門書的な内容で、ドメインモデルの種類やデザインパターンなどを解説してくれています。ドメインモデルのわかりにくいところを設計初学者でもわかるように噛み砕いて説明してくれています。とても参考になりました。ここまで体系的にわかりやすく解説してくれている書籍はありませんでした。
    自分的にはドメインがクリーンアーキテクチャやレイヤードアーキテクチャなどで果たしている役割について解説されている章が自分的には腑に落ちました。

  • ドメイン知識をモデルにし、さらにシステムとして実装するドメイン駆動設計(DDD)の入門本。
    DDDにおけるモデリング(戦略的設計)と実装(戦術的設計)のうち、あえて後者中心の説明により理解しやすくしている。
    DDDって具体的にはどうすればいいのか?という疑問を実装パターンで説明しており、DDD用語を具体的に理解して実践できるようになっている。
    DDDにおいてはドメインモデルの設計が最重要であるため、本書に加えてDDD本やIDDD本を含む他の書籍を参照するのが良い。
    (なお、DDD本で挫折しやすいので、本書から読むととても分かりやすい。「現場で役立つシステム設計の原則」もオススメされている。)

  • DDDの入門書として最適
    具体的な例をもとにタイトル通りボトムアップの形でDDDの考え方を説明してくれている
    エヴァンスのDDDを読むときや実装の際にちょこちょこ見返すと思う

  • ドメイン駆動設計をトップダウンではなくボトムアップから解説する本。
    観念的なものではなく具体的な事例から設計法に導く構成。
    とはいえ、一読して「わかった」となるようなものではそもそもなく、この本に書かれた実装例を踏まえて、行きつ戻りつ、試行錯誤しながら設計するしかないだろうな、と思わせるのがドメイン駆動設計だった。
    ただ、まずは「値オブジェクト」あたりからでも少しずつ進めていこう、という気にはさせてくれるあたり、ドメイン駆動設計導入のハードルを下げてくれる。

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