ITは本当に世界をより良くするのか? オンデマンド版: IT屋全力反省会

著者 : 井上誠一郎 神林飛志

• 翔泳社 (2017年3月1日発売)

感想・レビュー・書評

[tamamura57さんの感想 · 2017年2月25日]

AIやIoTなどの新しいテクノロジー（バズワード）から著者本丸のテクノロジーであるデータベース、分散技術、クラウドそしてエンジニアの生き方から経営論まで、コンサルやマーケターそしてマスコミが牛耳るIT論壇にエンジニアからの強烈な一撃です。過激な表現の神林氏に対して紳士的な井上氏がさりげなく挑発するかたちでの対談形式がある種漫才的な流れとなって読みやすく、何処まで本気で言っていて、何処から煽っているのかは微妙ですが、痛快です。ユーザー企業の個別解の問題（なぜパッケージが普及しないか。）とかSIのエンジニアのキャリアパスの問題など色々と説教された読後感です^^;