ずっと受けたかったソフトウェアエンジニアリングの新人研修 第3版 エンジニアになったら押さえておきたい基礎知識
- 翔泳社 (2018年12月12日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784798157566
作品紹介・あらすじ
企業の新人研修にも即使える
「新人エンジニア向け教科書」第3版!
低予算や短納期、多様化するIT技術など、システム開発を取り巻く環境は厳しくなる一方です。しかしいちどベースとなる普遍的な知識さえ身に付けてしまえば、なにも恐れることはありません。本書は、社会人エンジニアとしての第一歩を踏み出す方、エンジニアを目指す学生に対し、そうした押さえておきたい基礎知識をゼロから丁寧に解説する入門教科書です。
第3版では、システム開発の目的や意義、流れ、手法、用語などを統合的に学習できるというコンセプトはそのままに、アジャイル型開発の解説を大幅に加筆したほか、全体的な改訂・増補を行いました。ウォータフォール型、アジャイル型の双方の特徴や違い、注意点等、システム開発にあたって知っておくべき知識をしっかり学べるようになっています。
開発途中に作成される各種の定義書・文書については、作成手順や記載項目を説明するほか、作成例を紹介。各章末には、個人学習にもグループ研修にも使える演習課題を用意しています。新人・学生はもちろんのこと、現場の必須知識を再確認したい現役エンジニア、研修を担当される方にも役立つ一冊です。
感想・レビュー・書評
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※開発経験が少ない新入社員が読んだ感想です
知識を振り返る&定着させるために読みました。
開発に使われる用語の説明を体系的かつ簡単に学べる良書です。フォントや色使いも工夫されており、数時間で読めます。
詳しい開発手法やマネジメントなどは学べませんが「分からないことが分からない」は解消できる本です。ステップアップするための土台です。
「開発の全体像が分からない」、「知ったかぶりで済ませていた」という人が最初に読むのに適していると思います。
ネットで言葉を一つ一つ検索しながら学んだり、見栄えだけしっかりしているサイトをみて学ぶよりかは、この本を読んだ方が1億倍マシです。
「新入社員向け」ですが、中堅層も振り返りに使うには良いのかなぁと思います。
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アジャイルのところだけ読んだ
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新人のITコンサルが読んで役に立つ本。
意外と全体を体験できず途中で案件が移ってしまって、全体像が掴めなくて悩んでる人もいるんじゃないかと思うが、そんな人におすすめできる。 -
・システム設計は「分析」と「設計」に分けられる
└「分析」は顧客がシステムに求める機能をシステム要件として矛盾なく整理すること
└「設計」は分析によって明らかになったシステムの要件を、どのようにプログラムしていくかを決定すること
・データの流れを直感的に表したもの=DFD(Data Flow Diagram)
・基本プロセスは「要求定義・要件定義」→「設計」→「製造」→「テスト」
・手法は「ウォーターフォール型」「スパイラル型」「アジャイル型」
▼Agile Allianceのアジャイル宣言
・プロセスやツールより個人そのものや個人間を重視せよ
・広範囲にわたる大量の文書作成より、きっちり動くソフトウェアの作成に注力せよ
・契約に関わる交渉より、顧客と協調することに重点を置け
・無理に計画に従うより、柔軟に変化に対応せよ
・アジャイルは開発手法全体のことを指し、具体的な手法には「XP(=Extreme Programming)」や「スクラム」がある
・アジャイルは1つのイテレーションの中に「要求定義・要件定義」→「設計」→「製造」→「テスト」が詰まっている
・まずユーザーストーリーを書き出し、優先順位を振る。優先的なストーリーごとにイテレーションをおいてタスク化→成果物を繰り返す