親が倒れた! 親の入院・介護ですぐやること・考えること・お金のこと 第2版

著者 :
  • 翔泳社
3.86
  • (6)
  • (9)
  • (5)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 153
感想 : 10
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798158457

作品紹介・あらすじ

大介護時代を乗り切る、待望の改訂版!

福祉の基本は「情報収集」と「自己申告」なので、
自分から動かないと事態は何も進みません。
親の入院・介護に直面した時に必要な知識を「短期的戦略→
中期的戦略→長期的戦略」と時系列に分けてわかりやすく紹介。
制度の仕組みや手続き、サービスや施設の費用、専門職とのやりとり、
仕事や子育てと介護の両立……など、「いま」知りたいところから読めます。

法制度の改正に対応するとともに、「顔も見たくない親の介護」
「きょうだいリスク」など新たな項目を追加し、充実の第2版です。

●旧版の読者の声●
「突然、高齢の親が入院して不安でいっぱいの時、
どこに相談すればよいかがわかってすぐに行動できた」

「介護保険の申請、ケアマネ探しなど順を追って解説されているので
先の見通しが立てやすかった」

「介護サービスに否定的な親を説得する時に、
本に書かれていた事例を真似してうまくいった」

「本書でケアマネジャーは変更可能と知って、思い切って変えることにした」…etc.

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 親が入院してから在宅介護や施設に入所させるあたりまでのことが時系列順で書かれていて、読んでいて面白く、参考になった。
    子の配偶者に親の介護を無理強いしてはいけないことや、子同士でお金で揉めないように気をつけることが欠かさず書いてあるのも大事なポイントだと思った。

  • 漠然とした介護に関しての不安を詳細に解決してくれる良書だと思いました。
    この先介護に関する情報も変化していくとは思いますが、いつかは自分も通る道なので知識を持ちつつ、変化に対応していきたいと思います。

  • 状況が変われば再読スルコト

  • より具体的なケースを基に対応方針が記載されていた。

    以下覚えておきたいこと
    ・病院は長居させてくれない
     →入院は最長3ヶ月(診療報酬が包括払いのため)
     →急性期病院(約1ヶ月)退院後の選択肢
      …自宅、施設
      …回復期リハビリテーション病棟(入院条件有)
      …地域包括ケア病棟(最長60日)

    ・親から定期預金を渡された場合
     →預り金として、親子で覚書を交わす
     →使用時には領収書を残す

    ・親の金銭管理
     →銀行のキャッシュカード・暗証番号を把握
     →成年後見人制度
     →任意成年後見(判断力あるうちに)
     →家族信託(判断力あるうちに)

    ・施設選びのポイント
     →重要事項説明書
      …入居率(損益分岐点は80%)
      …退去者数と理由
      …サービス内容(看取り、通院介助など)
      …追加費用(オムツ、シーツ、とろみ材など)

    以下覚えておきたい用語。
    ・クリニカルパス
     →入院中のスケジュール表

    ・医療ソーシャルワーカー、医療相談室
     →病院内で医療費や介護の相談に乗ってくれる

    ・リバースモーゲージ
     →自宅を担保に借入を受ける

  • たいていの人が「突然訪れる」こういった時のために、何をどうすればよいかが順序だててわかりやすく説明されていて、母の突然の入院と介護に直面した私のガイドとなった。検討すること、準備すること、かかく予算はたくさん。入院、介護という暗い出来事に加え、人は知識がないことに対して不安になる。介護のこともわからないから不安だが、その不安はこういった本で一つ一つわかっていけばよい。全てのページが自分に当てはまるわけではないので、適宜読み飛ばすことも可。巻末のお役立ちコンタクトリストが良い。図書館で借りたが、購入して手元に置いておこうと思う。

  • 「自分の親が突然倒れたら?!」
    そんな時、慌てふためかないように、介護にまつわる仕組み・制度について、当事者(親)を支える側(こども)の目線から分かりやすく説明しています。日本は高齢化大国として介護制度自体はそれなりに充実していますが、施設・サービスに関する複雑な分類・要件の細分化によって、分かる人にしか分からない「得体のしれない"何か"」になってしまっている?!
    そんな状況を打破し、"いざ"という時に路頭に迷わないよう、一家に一冊、手元に置いて損はない本だと思います!

全10件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

介護・暮らしジャーナリスト。京都市生まれ。超高齢社会においての「暮らし」と「支援」の2つの視点から情報を発信し、執筆、講演活動等を行う。AFP(日本ファイナンシャル・プランナーズ協会認定)資格も持つ。2012年立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科前期課程修了。
主な著書に『高齢者施設 お金・選び方・入居の流れがわかる本 第2版』『子どもに迷惑をかけない・かけられない!60代からの介護・お金・暮らし』(共に翔泳社)、『親の介護で自滅しない選択』(日本経済新聞出版)、『知っトク介護 弱った親と自分を守る お金とおトクなサービス超入門』(‎共著、KADOKAWA)等多数。
趣味はフラメンコ、1人旅。愛犬はフレンチブルドッグ。
「太田差惠子のワークライフバランス」http://www.ota-saeko.com/

「2023年 『得する!楽しい!安心!シニアの暮らし便利ブック』 で使われていた紹介文から引用しています。」

太田差惠子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×