エンジニアのための文章術 再入門講座 新版 状況別にすぐ効く! 文書・文章作成の実践テクニック
- 翔泳社 (2020年4月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784798164250
作品紹介・あらすじ
メールでもチャットでも社内文書でも
わかりやすい・伝わる書き方がわかる!
本書は、IT分野における国家試験対策の論文指導や、
コミュニケーション・マネジメント、教育コンサルタント、コーチとして
豊富な経験を持つ著者が執筆した文章・文書作成の指南書です。
システム開発の現場や日常の社内業務において、社内文書やメールなどが
重要なコミュニケーションツールであることは言うまでもありません。
ところがその文書や文章に書き漏れがあったり、あいまいな記述があったりすると、
読み手に不要な誤解や混乱を与え、意思の伝達がうまくいきません。
これが、分業を前提とするシステム開発を失敗させる要因の1つとなっています。
そこで本書では、ITエンジニアが業務で必要な文書や文章を書くために
「最低限必要な知識、ノウハウ、コツ」を整理し、紹介します。
第1部の基礎編では、エンジニアが書く文章の問題点や、
わかりやすい・伝わる文章を書くために必要な
文章表現力の7つの基礎技術について説明します。
第2部の実践編では、社内の基礎的なコミュニケーション、顧客や社外の人とのやりとり、
アイデアや企画の検討・提案、相手に配慮した円滑な社内コミュニケーションなど、
状況別に具体的な文書・文章の書き方を実践的なテクニックとともに解説します。
●書き方を解説する文書・文章
調査報告、課題報告、進捗報告、会議開催通知、会議議事録、情報提供依頼書、提案依頼書、
顧客とのデザインシンキング実施依頼、商談メール・文書、依頼お断りメール・文書、
情報提供依頼メール・文書、業務改善企画書、業務メール・文書、新規ビジネス企画書、
作業協力依頼メール・文書、指導メール・文書、お礼メール・文書、作業指示書、
協業誘いメール・文書 ほか
感想・レビュー・書評
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最近、やたらと上司にメールが分かりづらいと言われるので読んでみた。
悪い例文を見てビックリした。自分の書き方とそっくり。
こんなひどいメールを書いてしまうなんて自分だけなんじゃないかと最近落ち込んでたけど、世の中には読みにくいメールを書いてしまう人ってそれなりにいるんだろうな(ブクログに書いてるレビューなんて読みやすさは意識してないからもっとひどい)。
『まえがき』によると、仕様書は詳細に書く必要があるけど、ビジネス文書ではそれは「ダメな文書」と書いてあって、腑に落ちた。そういわれると、自分は仕様書を書くみたいに、詳細にメールを書くようにしてしまっていたかもしれない。
これからはこの本に書いてあった、7つの力、「確実に伝える」「納得させる」「一目でわかる」「理解しやすくする」「正確に伝える」「短い文章で伝える」「心に訴える」を意識してメールを書けるようになりたいと思う。この本によるとこれらの習得には根気がいるとのことだけど、1年以内にはなんとか分かりやすいメールを書けるようになりたい。
いくつか例文を見て思ったけど、文章のかたまりに見出しをつけるというのはありかもしれないと思った。「1.原因」「2.対策案」みたいな感じで。これぐらいはできるようになりたい。
「なぜなら」という言葉は、会話の中ではやや不自然で嫌味な言い方に聞こえると書かれてあって驚いた。自分はメールで使ってることが多いように思うので、気を付けたい。
後、メールに注釈(脚注)をつけるという発想はなかった。確かに注釈をつけることで、ちょっと余計な情報かもしれないけど書いておきたいこと(※)を、本文から省いてすっきりさせることができるからいいかもしれない。
※具体的な用語の意味や例など
ただ、中にはもう少し読みやすくできないのかなと思う例もあった。例えば、『4-4.顧客に決断させる』の例文は、長々と文章を書いているだけのように思った。他の多くの例文と違って見出しがあるわけではないのだけど、こういうのは見出しはつけないほうがいいということなのだろうか。
後、『2-5.正確に伝える』の『⑤未決、既決、アクションプランを明確化』については修正前と修正後で内容が全く違うように思った。次回打ち合わせについて、修正前は決まっていないのに、修正後は決まっているメールとなっていて、書き換えじゃなくなってる。未定のメールではなく、決定のメールを送るようにということなのだろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
持ち帰る情報があったので星4。読みやすい本。
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文章術の本は何冊か読んで満足してたのですが、ITに特化してるのが面白いと思い読んでみました。
ITに転職して、文章書くこと多いのに何か下手だなと思う人が近くに居るので、その人に具体的に伝えられることがないかという気持ちもあり…
実例が多いのが特徴かと思いますが、私は実例よりコツのが欲しいので(実例は完全に実務に活かせる訳ではないので)1、2章で十分かなと思いました。
上手い文章じゃなくて下手な文章を書かないという考え方がいちばんよかった。
とりあえずみて苦痛にならない文章を周りの人に伝えれるようにしたいです。 -
請求記号 507.7/A 92