僕の妹は漢字が読める3 (HJ文庫 か 6-1-3)

  • ホビージャパン
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798603445

作品紹介・あらすじ

妹たちとともに、萌えに溢れた23世紀の日本に戻ってきたギン。作家デビューを目指し、今日も超実験的な小説の執筆に励むギンのもとに、今度はギンの「実妹」と名乗る謎の人物からメールが届く。どうやらその「実妹」は、ギンの出生の秘密を知っているらしいのだが…。いま、ギンを巡って義妹クロハと実妹の「真のいもうと対決」の幕が上がる。

感想・レビュー・書評

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  • 萌えと昔のものが残った、ふた区画が存在する日本。
    そして主人公には、いなかったはずの実妹が存在した。

    未来の日本は、妹という存在は兄に恋愛感情を抱いて
    迫らねばならないのか? と疑問に思う展開に。
    中学生とはいえ、最初からその状態でいるのは
    こちらに染まっている、と言えるのかと。

    最後の方の、主人公の疑問。
    利用されていると言われれば、確かに! 状態。
    しかしそれを言うなら、自分も利用しているのでは?
    後で実態が分かるわけですが、自業自得、とも。

  • 三巻まできてまだ世界観になれることができない。それくらい強烈な内容だ。ストーリーはヒロインの三角関係なのだが主人公含め、独特な感性の持ち主が多く、新鮮に映る。

  • オオダイラ先生とミルのコンビが絶妙。4巻も出るようなので期待です。

  • #novel
    もうびっくりするくらいアレなんですが、不思議と硬派な文学論文化論も語られる。
    外来の漢字からひらがなが生まれ、外来語を取り入れ、現在の日本語に至る。漢文書き下しからスタートした文学が、時々のトレンドを取り入れ、現在の雑多な文学に至る。その過程には、変化への反発、未来への志向があり、それら全ての蓄積こそが文化である。と。

    なんちゃって。

  • 変態ラノベを装いつつ文学的に深いところをついてくる油断ならない小説。

    しかし作者はけっこういい歳疑惑がさらに深まった。

    40代で部下を沢山もつ一流企業の堅い社員だったがリストラにあい退職。一念発起して小説を書いて応募、銀賞、作家デビュー、とかいう経緯だったら萌える。

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