英雄王、武を極めるため転生す ~そして、世界最強の見習い騎士♀ 1 (HJコミックス)

著者 : ハヤケン Nagu くろむら基人

• ホビージャパン (2020年8月27日発売)

感想・レビュー・書評

[タカツテムさんの感想 · 2021年3月29日]

武の道を極めたいと生まれ変わった英雄王だけど、女の子に生まれてしまった点や才能が無い証である無印者となってしまった点は全く気にしていないどころか、出世をせずに最前線で戦い続けられると喜んでいる辺り相当な変わり者
この人、立身出世して王になった程の人物なのに統治能力よりも戦闘能力にステータスを全振りしているような印象を受けるよ(笑)

魔術でズルをして騎士団を蹂躙していたラーアルに対して霊素という絶対優位性を持ちつつも、その優位性を捨てより困難な遣り方で勝ってみせたイングリスは本当に戦闘狂としか感じられない
本人としては待ちに待った実戦。だから思うがままに戦いたい。けれど、その鬼神の如き剣の扱いはあまりにも影響が多すぎたような…。ラファエルなんか自信喪失してませんかね……？

歳を重ね実力も自信も磨き続けたイングリスの前に訪れた天上人による厄介事
これを機転でやり過ごすのか、それとも力でねじ伏せるのか？と、二択があるように考えてしまうけど、どうせ力押しで解決してしまうのだろうなぁこの人(笑)

著者プロフィール

ライトノベル作家。既刊は『ＶＲＭＭＯ学園で楽しい魔改造のススメ 3～最弱ジョブで最強ダメージ出してみた～』、『紅鋼の精霊操者』、『成り上がり英雄譚 屑星皇子の戦詩』、『量子魔術の王権魔導』 (いずれもHJ文庫)

「2018年 『英雄の隠し子の英雄譚　～村人の俺に最強スキルが継承された～　2』 で使われていた紹介文から引用しています。」