空想旅行 ブルーノ・ムナーリのデザイン教本

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  • Amazon.co.jp ・本 (126ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798701653

作品紹介・あらすじ

内なる子どもの目をひらき
手を動かして考えるデザインの本


紙にちらばった21個の点を線で結ぶとしたら? 多様なバリエーションによって物事のさまざまなつなげ方、グループ分け、関連づけの方法を無限に発想する力を鍛える。ムナーリの詩的空想に満ちた、美しい見立ての数々に導かれ、視覚表現によるコミュニケーションの基礎を学ぶ演習帳。

これは、ものごとの様々なつなげ方、まとめ方、関係づけの方法を次から次へと発見する遊びです。――ブルーノ・ムナーリ


*伝説のデザイン教本 「ブロック・ノート・シリーズ」 
ムナーリは、誰にもわかるやさしい言葉と絵を使って、デザインを学ぶための本をたくさん作りました。本書は晩年のムナーリがイタリアのコッライーニ出版の編集室で、新しいデザインの教科書の夢を語りながら、その場で装丁まで仕上げてしまったという伝説の教本BLOCKNOTESseriesの一冊です。内なる子どもの好奇心を全開にしてたくさんの不思議を観察し、空想の力を借りて誰にも見えていなかった真実を発見する。驚きと歓びに満ちたムナーリ流デザインの学び。心ゆくまでご堪能ください。 ―― 訳者 阿部雅世

感想・レビュー・書評

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  • 紙のうえに散らばった
    点を、

    地図上の町に見たてて
    点と点を結ぶ。

    架空の曲線を頭の中に
    描き鉄道に見たてる。

    あるいは山葡萄の房や
    ミモザの小枝に見たて、

    あるいは点と点を垂直
    線で結びプリント基板
    に。

    五線譜だって人間関係
    だって

    点と線だけで何だって
    イメージできますね。

    ものごとのつなげ方や
    まとめ方、関係づけを
    発見する練習になる?

  • ランダムに配置された21の点。これが様々につながり、形を変えていく。まさに想像のための実践的な、自分でやってみて、自由に解放され広がりがもてるようになるための教本。

  • ムナーリのデザイン教本。紙にフェルトペンで描いた21個の点。ランダムに描いた点をたくさんコピーして、いろいろな変化を考えてみる。たったそれだけのことなのに、なんと自由で変化にあふれていることか!

  • 目の前で、ムナーリがスケッチしながら、デザインの可能性の広がりを話して聞かせてくれているような、ライブ感のあるノート。のびのびと形を描くことを楽しむためのエスキースである。装丁も美しく、ページをめくるのが楽しくなってくる。シリーズもう一冊の『点と線の秘密』も素晴らしい。

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著者プロフィール

ブルーノ・ムナーリ(BrunoMunari)
1907年ミラノ生まれ。イタリアの前衛美術活動「未来派」に共鳴し、造形作品の発表をはじめる。1930年代よりグラフィックデザイナー、アートディレクターとして本の編集や装丁を手がけ、戦後ダネーゼ社をはじめとするプロダクトデザインの仕事も多数。1954年、55年、79年にコンパッソドーロ賞を受賞。子どものための実験的な絵本やワークショップによっても世界に知られ、1974年、84年に国際アンデルセン賞を受賞。60年代以降、ハーバード大学で視覚表現によるコミュニケーションについて講義を行うなど、新しい時代のためのデザイン教育に尽力。1998年の没後なお、創造の本質に迫る教育の普及に貢献し続けている。

「2018年 『点と線のひみつ ブルーノ・ムナーリのデザイン教本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ブルーノ・ムナーリの作品

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