- Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
- / ISBN・EAN: 9784799104033
感想・レビュー・書評
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・素質や才能よりもひたむきさが試されている
・互いの長所をいかし、助け合う精神を持つ
・昇進することで、仕事の景色が変わる詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日立ソリューションズにて女性でありながら常務執行役員として活躍する徳永由加里氏が同社での仕事の取り組み方や意識していることを書いた一冊。
女性の立場が低く見られていた時代から人並み以上の努力を行い、現在の地位まで上り詰められたことを本書を読んで知ることができました。
全力を尽くす。粘る。自分の視点を持つ。様々な経験をする。顧客目線で考えるなど著者が仕事を通じて感じてきたことからの学びを本書から得ることができました。
女性の地位が低い時代から出産と育児を経て職場復帰し現在まで活躍されていることは本人の努力もありますが、周りのサポートやそれを得るだけの人徳が著者に備わっていることも本書を読んで感じました。
厳しい場面で耐えながらも社内社外問わず期待に応えてきたことで信頼を得ると同時に自分の芯をしっかりとぶれずに持ち続けたことが著者の信頼される人格を形成させていったのだとも感じました。
そんな本書の中でも伯母とのエピソードは心打たれるものがあり印象に残りました。
社会人経験の少ない人向けに書かれている本書で書かれている著者の経験から学べたことは仕事をしていくうえで非常に大切にしたいことであると感じました。
この気持ちを大切にして日々の仕事に取り組んでいきたいと感じた一冊でした。 -
「最近、不快に思ったことを教えてください。」
と聞く。
その人の感性を見極めるために。
なりたくもない自分を演じている人にならないように。
コミュニケーション力とは、
相手の話を最後まで聞くこと、
相手の良い面に目を向けること。
上司としての権限は
自分を守る盾ではなく、部下や仲間を守るためにある。 -
内容としてはロジカルなものではなく、「自分の仕事とどう向き合うか」「自分が置かれている立場や、これから進むべきロードマップに対して、どう解釈するか」と言った、マインドに対して書かれている本だったように思います。
僕自身も「傍を楽にする」事ができるような、そんな働き方をしていきたいと思いました。