戦略PR 世の中を動かす新しい6つの法則

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799320587

感想・レビュー・書評

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  • 2020/04/30
    今更感はあるが『戦略PR』について

    広告・代理店業界ならではの自惚れた語り口が生理的に受け容れ難く、面白くなかった。
    内容も薄っぺらいので、小一時間で読み終わると思う。

    「空気づくり」が大事ってところから踏み込んだ論がある訳でもないので、実務経験や自らの考察を持ってる人は読む必要無いと思う。

  • ▼本の感想
    世の中を動かす6つの戦略。
    方法はあるが、0から何かに対してこれを実践するのは難しそうだなと思った。
    そのためまずは世の中でバズっているものに対して、「これはなぜバズって(流行っている)いるのか?」というのを、引き出し作って分類をまずはできるようにしたいと感じた。

    ▼世の中を動かす6つの法則
    ・おおやけ「社会性」
    →ソーシャルグッド、家事をしないインドのお父さん
    女児強制結婚反対CPブログ→SNSバズ→結婚式で「No」
    ・ばったり「偶然性」
    →映画
    ・おすみつき「信頼性」
    →専門的おすみつき、社会的おすみつき
    飲んだら潜るな
    ・そもそも「普遍性」
    →CallHeName
    ・しみじみ「当事者性」
    →インサイトで持っている本音
    N=1力:お隣さんの影響力。隣人に住んでそうな家族で実験した、オーガニックフード変更実験
    ・かけてとく「機知性」
    →バーガーキングLGBT「中身は一緒」
    デモ行進をするのがバカバカしくなったネオナチ団体

    ▼気になった点
    ・広告換算でいくらくらいのパブリシティ<<最終的にどんな行動を喚起させたか

    ▼人のものの見方
    認知→見方変化→行動変化
    (類)知識→行動→認知→技術→習慣

  • ・1956年「もはや戦後ではない」の宣言とともに日本は高度経済成長期に突入し大量生産大量消費を背景にこぞってマーケティングを導入。そのほとんどはマス広告中心となり、この時点で日本のPRは広告を補完する「パブリシティ」に成り下がった。
    ・商品ではなく買う理由をつくる
    →切実な理由にちかい
    ・属性順位転換
    →アイドル 遠くあこがれの存在→会いに行ける存在
    →洗剤 驚きの白さに!→除菌(アリエール)
    洗濯しても菌がいる啓蒙活動byP&G
    科学的な裏付けがあるとメディアも取り上げやすいのか
    ・企業は主語になってはならず、第三者話法がマスト
    →ほっこりラボだわ
    ・コントロールのし辛さがPRの弱点
    ・戦略PRをやめる3つの理由
    →選ぶのが面倒くさい の時代
    →好き勝手やらせての時代
    →気になるものはそれぞれ
    ・PRの目的:人の行動を変えること「ビヘイビアチェンジ」を起こすことが
    ・イクメンではなくうちパパに関心が高まっている
    ・本来PRは企業活動やビジネスモデルときっても切り離せないもの。中途半端な取り組みは逆にリスクになる。
    ・PRとはファクトやデータの意味づけの仕事だ。
    ・ばったりかストーカーかという視点で見直すべし
    ・インフルエンサーは事実系と共感系の2パターン
    どちらもおすみつきを与えられる存在
    ・n数が増えるほど薄まるのは被験者の「顔」「ストーリー」
    ・とんち 氷が溶けると春になる
    ・ネオナチのパレード、1メートル歩くたびにネオナチ脱退支援団体に市民から寄付が入るというとんちのきいたPR
    ・広告はユーモアに溢れ、後方は真面目さに溢れているという不文律は崩壊しつつある
    ・ソーシャルな時代に企業に求められるものは「軽やかさ」。いまや生活者は知人も企業もブランドと同枠で評価する。「ウソつき」「重すぎる人」「アピールする人」は敬遠される。
    ・PRは健全な企て

  • 【社会関心】
    ①商品力(差別化)
    ②世の中の関心ごと(流行り、新情報)
    ③生活者のメリット、ニーズ

    【パターン例】
      「顕在×関与」マップp73
    ◆顕在度:そもそも社会において潜在的か顕在的か
    ◆関与度:その問題に対するターゲットの関与の度合い
     ※関与度低い=知っているけど自分にはあまりにも関係がない

    【PR】
    △ビヘイビアチェンジ:行動変容
    △パーセプションチェンジ:認識変容
    △パブリシティ:世に出る情報

    【世界PR:売上高総利益ランキング=Fee総計】
    エデルマン(米)
    ウェーバー・シャンドウィック(米)
    フライシュマン・ヒラード(米)
    ※アジア唯一の10位ランクイン:ブルーフォールド(中)
    【日本PR】
    電通パブリックリレーションズ
    ベクトル
    サニーサイドアップ

    【6つの戦略PR】
    Ⅰニーズと商品力の合致
    Ⅱ偶然性の演出
    Ⅲ信頼性
    Ⅳ潜在層の普遍性(原点回帰)
    Ⅴ感情へのアプローチ(懐かしさ、共感の継承、自己投影)
    Ⅵやられた!

  • 図書館で借りた。会社のマーケティング部員必読ですよ。テクニックというより人間心理わからないと

  • 20180107

    個人なら人の心理を勉強するのが一番稼げると思います。なんにでも応用できる武器になるのがPR。内容はどっかの本にも書いてた気がするから多分重要なんでしょう

  • 2017/11/15

  • 前回のPRの目的であるビヘイビアチェンジに重要な6要素
    を主張したうえで、世界レベルでのPR事例を引用するという構成。最初の3要素は「おおやけ」「ばったり」「おすみつき」は根幹に思えるが、「そもそも」「しみじみ」「かけてとく」はテクニック的な感触が否めない。「社会的問題と商品を結びつける」ことは一見当たり前のように聞こえるけれど、振り返ると意外と意識できていない。これができていないと「こんなことできます」に留まってしまうのだろう。

  • 商品を作るよりも買う理由を作る(買う理由のマインドシェア)

    戦略PRのピラミッドの考え方
    ・パブリシティ 発信
    ・パーセプションチェンジ 認識の変化
    ・ビヘイビアチェンジ 行動の変化

  • 「良い◯◯=✕✕」を創出(または常識を変える)ことにより、新たな「買う理由」を作ることが重要である。
    (例:良い洗剤=驚きの白さ⇛良い洗剤=除菌ができる)
    この買う理由に基づき、「商品便益」、「世の中の関心事」、「生活者の関心事とメリット」に基づく「関心テーマ」を世に広め増幅していくことがPRの中核的な醍醐味である。
    そのためには、「おおやけ」社会性の担保、「ばったり」偶然性の演出、「おすみつき」信頼性の確保、「そもそも」普遍性の視座、「しみじみ」当事者意識の醸成、「かけてとく」機知性の発揮などのテクニックが必要となる。
    PRの基礎的な部分について学ぶにふさわしい書籍。

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著者プロフィール

本田事務所代表/PRストラテジスト「世界でもっとも影響力のあるPR プロフェッショナル 300 人」に 『PRWEEK』 誌によって選出されたPR専門家。1999年に世界最大規模のPR会社フライシュマン・ヒラードに入社。2006年にブルーカレントを設立し代表に就任。09年に「戦略PR」(アスキー新書)を上梓。P&G、花王、ユニリーバ、サントリー、トヨタ、資生堂、ロッテ、味の素など国内外の企業との実績多数。19年より株式会社本田事務所としての活動を開始。著書に「戦略PR 世の中を動かす新しい6つの法則」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、「ナラティブカンパニー 企業を変革する「物語」の力」(東洋経済新報社)など多数。国連機関や外務省のアドバイザー、Jリーグのマーケティング委員などを歴任。海外での活動も多岐にわたり、世界最大の広告祭カンヌライオンズでは、公式スピーカーや審査員を務めている。公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会(PRSJ)理事。

「2022年 『パーセプション 市場をつくる新発想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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