「精神科医の禅僧」が教える 心と身体の正しい休め方

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
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  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799323588

感想・レビュー・書評

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    いまここ
    マインドフルネス

    マルチタスクで疲弊した脳を落ち着かせるのだ!

  • マインドフルネスの理論と実践を科学的に記した本。どの実践法も、無理せずできるよう、ハードルを下げても良いことが繰り返し書かれている。スロージョギングの時に音楽を聴きながらやると、シングルタスクではなくマルチタスクになるから効果が出ないという科学的な知見があるからといって、音楽を聴くのをやめよう、ではなく、音楽を聴かない時間を10分混ぜようなど。

  • 思ってた内容と良い意味で違ってて良かった!
    意識してないところでめっちゃマルチタスクしてるし、シングルタスク=ゆっくり丁寧な生活はとても良い!
    不便、手間、遠回りを楽しみたいなぁと思いました。

    あと好きな表現は、気づいて、手放すこと、マイナスの感情をしかたないよねと受容すること。
    とりあえず余裕ないなぁと感じたらゆっくり呼吸してみようと思います。

  • 前から具体的な手法が知りたかった歩行瞑想の仕方が書かれていたため、自分にとって有用な情報を入手できた。それ以外にも多くの実用的なマインドフルネス手法が紹介されている。
    章の構成が簡潔で読みやすい本。

  • 禅僧であり精神科医の最新科学の知見と、禅の精神とで導く「心と身体の休め方」を示した一冊。理論編として、日々の疲れは「脳の疲れ」であること、そしてそれは、ネガティブな感情による疲れとマルチタスクによる疲れがあり、レジリエンス、自己肯定感がさがっているということ。その対策として、マインドフルネス、自分を上手にコントロールして自己肯定感をあげること。を提示。その後、実践編として多くの具体的な対策を示している。このストレスの多い時代、社会にあって参考になる。

  • 【蔵書検索詳細へのリンク】*所在・請求記号はこちらから確認できます
     https://opac.hama-med.ac.jp/opac/volume/467981

  • 仕事を追いたいけどいつも追われている私としては、いつも不安や心配事は尽きない。よって、眠りが浅く、睡眠に関することでまた1つ悩みが増えている。「夜、スマホを見ない」「寝る1時間前に湯船につかる」「起きたら朝日を浴びる」などの対策はしているのだが、睡眠改善には至っていない。何かのヒントになればと思い、本書を読んでみた。

    睡眠不足と質の低下により、疲れている毎日。しかしその「疲れ」というのは、体の疲れではなく「脳」が疲れている状態ということがはっきりした(体のほうは、むしろ運動不足である。運動によってもっと体を疲れさせたほうがぐっすり眠れそう)。脳疲労の原因は、マルチタスク。意識してマルチタスクをシングルタスクに変えていくことが、快眠への近道であろう。シングルタスクは、「『今、ここ』を味わい尽くす」気持ちでたった1つの現実に意識を集中させること。
    もう一つは、自分を上手にコントロールすること、つまり自分がやりたいと思っていた行動をとるのだ。自分の意思や希望とは関係なく、会社や上司の言いなりで、言われたことを必死でやるだけの日々を送っていると、どんどん自分が嫌になったり、疲れ果ててしまったり、レジリエンスが下がってきたりする。自分では抗えないものに従い続けるというのは、人間にとって辛い環境。自分自身が選択し、決めたことをやることで、たとえ失敗したりうまくいかなかったとして一時的に落ち込む事はあっても、心底まで落ちていくことはないだろう。マイナスの感情が芽生えそうになったり辛い状況に陥った時は、「今は、自分は楽しくない」など、「今は」と言う限定の表現にすることで、すべてを否定しない。

    大切な事は、いろんなところに誰もが何度も繰り返し書いている。今回の私の学びは、①シングルタスクを意識した行動をとる、② 仕事は人からさせられているのではなく、自分がしたいからこの行動をとっているのだという意識を持って取り組む、③辛かったり苦しかったりするときに、全否定するのではなく「今は」と限定して捉える、の3つである。

  • マインドフルネスはシングルタスクを習慣づけるための練習だというのが、とてもしっくりきた。

  • その時その時に集中する。
    それは、呼吸ひとつとってもそう。

    落ち着きたい時は当たり前のことに集中する。

  • 自分を上手にコントロールできている状態がマインドフルネス
    マインドフルネスは脳の疲れをとる
    ネガティブな感情、マルチタスクだから疲れてる
    強制的にシングルタスクにすることが脳を休めリフレッシュさせる、フローやゾーン
    レジリエンス、自己肯定感
    自分の感情を感じ取り受容する、言語化する

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著者プロフィール

川野 泰周(かわの・たいしゅう)
精神科・心療内科医/臨済宗建長寺派林香寺住職。
精神保健指定医・日本精神神経学会認定精神科専門医・医師会認定産業医。
1980年横浜市生まれ。2005年慶應義塾大学医学部医学科卒業。臨床研修修了後、慶應義塾大学病院精神神経科、国立病院機構久里浜医療センターなどで精神科医として診療に従事。2011年より建長寺専門道場にて3年半にわたる禅修行。2014年末より横浜にある臨済宗建長寺派林香寺住職となる。現在寺務の傍ら都内及び横浜市内のクリニック等で精神科診療にあたっている。
うつ病、不安障害、PTSD、睡眠障害、依存症などに対し、薬物療法や従来の精神療法と並び、禅やマインドフルネスの実践による心理療法を積極的に導入している。またビジネスパーソン、医療従事者、学校教員、子育て世代、シニア世代などを対象に幅広く講演活動を行なっている。
主な著書に『人生がうまくいく人の自己肯定感』(三笠書房)、『「精神科医の禅僧」が教える 心と身体の正しい休め方』『精神科医がすすめる 疲れにくい生き方』などがある。

「2021年 『半分、減らす。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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