- Amazon.co.jp ・マンガ (295ページ)
- / ISBN・EAN: 9784799713747
感想・レビュー・書評
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不憫をテーマにしたアンソロジー。健気で一途なのに報われない恋はBLにとって永遠のテーマな気がします。
まず志村貴子さん。実は初読みでもちろんBLも初めて。ふわっとした絵柄で悲劇をユーモアを交えてやんわり包むような展開。やっぱり既存のBLとは一線を画すような作風で血の繋がらない二人の兄弟の関係が凄くリアル。不憫な話でビターエンド、モノローグも切ないのに絶望感は無い…いつか報われるのではないかと一筋の光さえ感じました…甘い描写は全く無いのに不思議です。
そしてやっぱり雲はるさんの猫っ毛スピンオフは反則ですよ。ここでハルくん×北原さんを持って来るとは!これは不憫というオブラートに包まれたラブでしかありませんでしたけどね(*≧艸≦)可愛い顔してドSなハルくんに虐められる事さえ喜びの北原さんはいいカップルだなと思いましたww
そしてもう一人、懐十歩さんという方の人外からくりBL…初めて読みましたがいい話でした。他の作品も読んでみようかな。こうやって知らなかった色んな方の作品に出会えるのこそアンソロジーの醍醐味だと思います。
全体的にこういう切ない話は大好きなのでまたこういうアンソロ作って欲しいです。とりあえず志村さんのBLの続き…読みたいです(*´∀`*) -
2015/07/10 売却。
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不憫というほど不憫ではなかったし、ハッピーエンドが多かったので苦しくはならなかったけれど、全体的に雰囲気が梅雨を想像させるような、霧雨の空みたいな感じだった。志村貴子につられて買って、ダメなお兄ちゃんに対してとても幸せな気持ちになった。
ノーサンキューのハルくん、スニーキーレッドのハルくんに続いて、雲田はるこのハルくんがダメな感じの男の子だったので嬉しい。 -
不憫の文字に惹かれて購入。イケナイ関係、絶対叶わない恋、様々な不憫の形があります。しかし、ハッピーエンドのお話が多いため、最後まで不憫ではなくあくまで可哀想な関係なんだねで終わるものもあり幸せな気分になりました。その点は、人によって好みが分かれるのではないかと思います。普通のBL作品としてならとても面白かったです。私としては不憫なら後味悪くてもいいし読んだ後に辛いと思わせても良かったなあと感じます。
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個人的に思う不憫設定とは違ってちょっと?がついてしまったけども、推し作家さんが読めたのでよしとしてる。
不憫だけど、ほぼ最後はハッピーED。短編集なので、もっとその設定掘り下げてみたいなあというのがあったので、どっかでやらないかなーとか思ってる。