- Amazon.co.jp ・本 (172ページ)
- / ISBN・EAN: 9784799731611
感想・レビュー・書評
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『ファインダーの烙印』に引き続き、再び砂床あいセンセが執筆されたスピンオフ小説です。
至上最強ブラックスパダリw麻見様の高校時代に遡った話とくれば、そりゃ読みますよ。
だって、麻見の生い立ちってすごく知りたいのに、ベールに包まれた謎の部分でしたからね~
今回、黒田視点でそんな麻見の過去の姿を垣間見ることができました。…高校生の麻見を見ることができるなんて、それだけでテンションが上がりますよね。
…期待を裏切ることのない麻見でした。やっぱりタダモノではない(笑)ステキでした。
麻見の過去に本編ではあまり触れられていなかったせいで焦燥感がありましたが、こちらの小説で一部解決。今までのイメージを崩すことなく、ちゃんとつじつまが合ってる展開なのもよかったです…
さらに高校時代以外でも、あの時のあのシーンでの麻見や秋仁らの心情が、さらに掘り下げて描かれていて、ストーリーを改めてじっくり反芻することができました。
マンガで視覚的に数えきれないほど萌えたけど、文章で脳内再生してまた萌えることができて幸せ…!!
それに『烙印』よりは、メインが18歳の高校生の麻見と黒田の話だったせいか、すらすらと読みやすかったですw
黒田がまさかの大変な目に遭ってて気の毒でした…でも、そこで見せた麻見の姿にその後の彼を予感させるものがありグッときました。
やまねセンセの描き下ろしマンガも収録されていて、こちらは例によってちょっと笑えてキュンとできる話でした。
何だかかわいすぎる…もっと読みたいw
作品全体にやまねセンセとのしっかりした連携が感じられ、信頼して楽しめたスピンオフ作でした。