北の土地神と桃の嫁入り

著者 :
  • リブレ
4.08
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本棚登録 : 48
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799762264

作品紹介・あらすじ

「んー……こんなふうにさ
デートしたり、話したり、卵焼きの味を知ったりして
そうやって、ちょっとずつ夫婦になっていこうねぇ。俺たち」

花の精霊は土地神に嫁いで、その土地で花を咲かせてもらうのが幸せであり役目。
珍しい男体で嫁き遅れてしまった桃の花の精霊モモは、北の果ての土地神に嫁入りする。
冷酷で根暗と噂される夫の神キタは、実際には陽気で笑顔がまぶしくて、寒い国の神のくせにサーファーで、モモの丸ごとぜんぶ大好きで可愛いと言ってくれて…!
この幸せがずっと続いてほしい。でもモモの体に異変が…?

感想・レビュー・書評

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  • 可愛い妖精さんの神様への嫁入り物語。だけでなく実は一目惚れ神様溺愛話でした。可愛かった。

  •  キタ(攻め)が想像の斜め上のキャラだった。テンションとワードチョイスと喋り方がザ・チャラ男。
     モモ(受け)が自分のコンプレックスに思ってるところも、丸ごと認めて褒めて溺愛する良い男。というか、モモのどこがダメなわけ? というスタンス。モモの自己肯定感を高めてくれる。
     キタ視点で書かれるファーストコンタクトのエピソードの、うっかりキュンとしちゃうキタも純粋なモモも可愛い。
    「モモちゃんが花を咲かせたいって思う限り、いくらでも力を注ぐよ」ってセリフにキュン。

     咲かせるのに向いていない土地に花を植えたから、モモを長生きさせるために溜めに溜めてた神力を注ぎ続けるけど、モモの方が限界で穴のあいた容器に水を注いでいる状態になる。
     イチャラブハッピーで終わるかと思ったら、シリアスシーンで涙。

     初エッチがめちゃくちゃえっちです。(エロ度ではなく)

  • すごい良かった。
    一瞬、寡黙な神様だと勘違いして読み進めたせいか、チャラいのでてきて違和感すごかったんだけど、そこもまた、コウキ。先生のイラストとバッチリあっていて、桃の精も可愛くて、とても良かったね。
    何より、ほんわかかわいい穏やかなお話でありながら、ちゃんと事件も起きれば王道な「他人の一言による行き違い」も起こるっていう、期待を裏切らずなおかつ上回ってくるところは素晴らしかった。
    星1つマイナスの要因は、本編の短さかなぁ。

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著者プロフィール

9月25日生まれ。てんびん座。O型。チョコレートと回文と猿のキャラクターが好き。趣味はドライブ。2020年に商業デビュー。

「2023年 『アズラエル家の次男は半魔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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