つきをなくしたクマくん

著者 :
  • 文溪堂
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本棚登録 : 204
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799904718

作品紹介・あらすじ

いつもひとりぼっちのクマくんは、春になる前に冬眠から目を覚ましてびっくり。胸にあったはずの月のもようがありません。月を探しに出たクマくんが森の中で出会ったのは、同じく月をなくした女の子でした。

感想・レビュー・書評

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  • 胸の月がなくなってしまったクマくん、月のペンタンとを落としちゃった女の子。月を探すふたりのほのぼのとした空気感がとても良い。最後の笑顔にこちらもにっこり。暗めトーンの色使いもなぜかこのほんわかしたお話にマッチしていてとても良いのです。

  • くらいもりのなか、いつもひとりのクマくん。
    冬になって眠りについたクマくんは、春になる前に目を覚ます。あれ?胸にあった月のもようが無くなっている。あわてたクマくんはもようを探しに飛び出して。

    クマくんは可愛いけれど、くらーい絵に、何が出てくるのか、何が起こるのかとドキドキ。
    でも、お話もとってもほのぼので可愛い結末だった。
    もっと怖いお話かと思っていたので、ちょっと肩透かし気味だけど。

  • ひとりぼっちのクマくん。
    ちょっぴり早く冬眠から目が覚めると、
    胸の三日月がなくなっている。
    まだ寒い中、三日月を探しに行く‥
    寒そうだけど、心暖まる1冊。

  • 谷口さんの新刊。テーマは思いやりなのかな。胸元に輝く月をなくしたふたりがお互いの月を見つける。2022/6/4
    こどもに。あまりはまらず。2023/6

  • ひとりぼっちのクマくんと女の子の交流。一緒に食べるホットケーキがおいしそう!優しい気持ちになれる絵本。

  • ほんわかした優しいお話に心癒されました。
    絵もかわいいし、ラストもかわいい。

  • 5歳4ヶ月の息子に読み聞かせ

    イラストがすてき
    この世界にぴったり。

    森のくまさん
    的なストーリーもあって
    よい。

    さいごのオチもほんわか。

  • 胸の月がなくなって、さがして、友だちができます。ほのぼの。

  • 読書感想文低学年の指定図書で子どもが借りてきました。

    とっても可愛いお話の絵本。
    まさかクマくん(ツキノワグマ)の胸の「つき」が無くなるとは思わなかったよ。
    絵本らしい物語展開で、童心にかえります。

    クマくんと、女の子の掛け合いについつい
    『あるー日、森の中♬』と頭の中で童謡が流れましたが、そんな感じのほのぼのなお話で、
    優しさと思いやりとそんな日常から得られる幸せのお話。

    絵本らしい絵本で、逆に言えば分かりやすい題材のようなものやメッセージ性はそんなには強くない。
    これを低学年の子が読書感想文書くのは難しいなぁと思ったけど、そんな風に得られるメッセージを考えて考えて…という大人ではなく、素直に感じ取れる子供だからこそ感じるものがあるのかもしれないね。

  • 読み聞かせ。
    とにかく、カミカミでした!

    まず、絵本の横長の形。端が遠くなるので読み聞かせのときは文字の位置が遠くなりがち。これは仕方ないですね…。

    そしてセリフが多い!
    "「××××」と、〇〇が言いました"のような、セリフのあとに地の文がありません。
    クマくんと女の子の会話が続くので、読み上げるのだけでも必死なわたしは、後半になるとどっちのセリフか頭が混乱してしまいました(笑)

    そのセリフも「えへへへ」「あははは」という笑い声が多かったです。ただでさえセリフを読むのが苦手なわたしは、どう読み上げたらよいのやら…ヘロヘロでした…。

    ストーリーとしては、友情や助け合いがテーマなのかな。

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著者プロフィール

1978年大阪府生まれ。金沢美術工芸大学日本画専攻卒業。 20歳の時にボローニャ国際絵本原画展を見て、独学で絵本を作りはじめる。 絵本『サルくんとお月さま』で絵本作家としてデビュー後、フランスの出版社Le petit lezard社より絵本『CACHE CACHE』をはじめ、日本だけでなくフランスやイタリアなどで数々の絵本を出版。読んだ人が絵本の世界に入り込め、登場人物の想いや言葉が空間に浮かんでくるような絵本作りを心がけ、たとえ言葉が通じなくても、子どもから大人まで世界中の人びとに想いと感動が伝わるような絵本作りを目指している。おもな絵本に『100にんのサンタクロース』『おおきいサンタとちいさいサンタ』『サルくんとバナナのゆうえんち』『まじょのルマニオさん』『サルくんとお月さま』『ブルドッグたんていときえたほし』『せかいいちながいゾウさんのおはな』『だれかのプレゼント』(以上文溪堂)などがある。

「2022年 『TOMONORI TANIGUCHI 絵本カレンダー2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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