星をつくる兵器と満天の星 ~中村朝 連作集 (マッグガーデンコミックス Beat'sシリーズ)

著者 :
  • マッグガーデン
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本棚登録 : 52
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784800011909

感想・レビュー・書評

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  • めちゃくちゃ良かった
    タイトルが回収されるのが胸熱
    私がだ〜いすきな、心を与えられていない作りものに心が宿ったらの話と、殺人衝動を持ったまま生き続ける人間という設定良かった

  • この本は、多面的に課題を抽出してる。

    倫理と、事実。
    これを切り離して捉えないと、ありきたりな考えでこの本を批判的にみてしまうだろう。

    愛や思いやりで人を構成できるという考えが、押し付けになり、何の救いにもならないことがあること。

    倫理的に最悪でも、ピースがハマれば社会の中で生きていくことも可能であること。

    倫理的に最悪な人間が、必ずしも反社会的であることに納得していないこと。

    今回主人公が、殺人衝動のある人間、という設定でかなりエッジが立ってるけど、これをマイノリティと置き換えると、いろんなことが見えてくる。

    荒削りだけど、いろいろ考えさせられた本。

  • とても好きだけど、どう言葉にしたらいいのかいつまでたってもわからなくて。
    歪んだ人間と歪むはずのないAIが普通であるところの大多数を結果的に守る……? 滅ぼす?
    存在意義とか認知欲求とか、あるいはただ生きてるから生きる。
    ただ自分の求めるソレにまっすぐにあれたらそれで。

  • まさか本として手に取ることができると思っていなかったので、書店で遭遇して即購入。「星を作る兵器と満天の星」の最後を読んで、ああ、そうつながるのかと嬉しいような安心したような気持ちになってしまった。悲しくて優しくて、愛おしいお話だった。

  • あらすじとタイトルを見てのジャケ買いだったけどとても良かった

    全体的にハッとすることが多く
    また、わからないこともあり
    自分の中の視点の少なさに悲しくもなった

    とある研究者のさいごを解明する瞬間は
    あの一瞬で、気づきと熟考と衝動がワッと押し寄せたんだと思うと
    なんかこう…たまらないな…
    人間の脳はすごいな

  • 足長ギイの帰還がずっと読みたかったので、今回商業本で読むことができてとても満足です。「帰還」がまさかあんな帰還になるなんて思いもしなかったです。あと、聞かされていた歌も。表題作は読み終わったら涙が止まらなかった。「やっと本当の事言ったわね!」ってマハの優しい笑顔が好きです☺

  • 好きSF!!!!!
    星をつくる〜、がネットに公開されていたのを読んだけど、その時はピンと来なくて。
    でもこの作家さんの作品好きだしと思って買って読んだら、星をつくる〜でボロボロ泣いた。世界観についての知識が足りなかっただけだった。
    人間の姿をした人間じゃないもの、がとても好きなので、この手のお話はとても好き。

    人間の姿をした人間だけど集団では異質なそれ、も大好きなのでアップルピエタも大好き。というか全編通して柊くんが1番好き。柊くんが好きなのは善の思想?感情?好意の伝え方がとてもいい。物騒だけど。

    パパも好き。1コマだけ顔が出てくるところ、あれはなんだろう、あの一瞬だけ他人のことを考えていたから?わからんけど。

    ギイくんがかわいいですね。話せてよかった。

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