恋ベタだからって嘆いているのはもったいない (『日本ラブストーリー大賞』シリーズ)
- 宝島社 (2012年10月5日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (311ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800202024
感想・レビュー・書評
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血液型別、恋愛小説。見た目はそこそこっぽいのに、笑いを提供してしまい、どこか色気に欠ける桜子の24歳~29歳までの恋愛遍歴。束縛屋のA型彼氏、シモネタ大王のB型既婚者、思わせぶりなO型に、謎すぎるAB型。どの血液型が一番いいか、なんてことはなく、どの男も結構だめ。
血液型よりは星座の方が細分化されていて信憑性がある気がするのだけれど、どうでしょうか。
メス偏差値って、けっこう大事なんだな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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中居真麻の本は3冊目だけれど、最新作のこれは今までで一番良かったと思う。A型O型B型AB型の4人の男との恋とその終わりのお話。血液型で人の全ては決まらないと思うけれど、それぞれの血液型の男性の特徴が良く抑えられていたと思う。私の友人のAB型男子はまさにこの小説の中に出てくるような性格なんだよね…(笑)20代半ば以上の女子の皆さんなら共感できる部分が必ずあるはず。中居真麻の小説の主人公は基本的に苛々するけど、この小説もまたしかり。もうそういう作風だと割り切って読むのが一番だ!(笑)2012/706
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血液型関係ないし。。
なんだか、主人公に共感できず・・・
「なんだかなー」
って感じ。
最後のどうってことない、つれない男に
一生懸命恋心を燃やすのはリアルな気がした。。 -
たしか、恋オチと同じくらいの時期に読んだなぁ。。
中居さんの本を連続で読むと、すーごく内容が似てるから(内容というか展開が)残念ながら、飽きてしまう。。。
しばらくはいいかもしれない。。 -
テンポが良く読みやすいのだけど、登場する男性陣に壊滅的に魅力がない。主人公にもそんなに好感が持てない。『恋なんて贅沢が〜』もそうだけど、とにかく苦い気持ちになる。ちゃんと恋がしたいのかしたくないのかよくわからない…。「恋したくても上手くできない」という現代女性の悩みを描いているのかもしれないけど、なんか違うというか…最後まで希望を感じないし、せめて人物に魅力を感じられないと作品を楽しめない。やっぱり今作も惜しいなぁと思ってしまった。
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血液型の違う4人の男子が出てくるけど、「だからA型は…」といった記述は全くなかった。章タイトルに書いてあるだけ。恋ベタっていうか、相手にも問題あるよなー。
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初めてできた彼氏と別れて、この本を読み始めた。
この本を読む前は、「また人を好きになれるのかなぁ」とマイナス思考ではあったけれど、この本を読み終えたら前向きになれた。
タイトル通り、恋ベタだからって嘆いているのはもったいないと思った。
人生もっと楽しまなくちゃ。
大変なことだって、嫌なことだって、色々あるけど、だからこそ生きてるのって面白い。
いつかまた人を好きになれると思えたし、恋ベタだっていいじゃん、と前向きに進めるようになった一冊。
2013.10.19 読了 -
とにかく面白くて読みやすかった。
私は桜子と同世代で、使ってる言葉や日常の雰囲気に親密感を覚えた。合コンの手軽さも凄くわかるし、佳代みたいなタイプの子も身近に感じた。
19歳から29歳まで上手く恋愛してこなかった桜子。
血液型別に恋愛関係を描くんだけど、まあかなりそれぞれの男性の特徴を捉えてると思った。マイペースで下ネタ満載の南木ちゃんはB型で、A型の荻野君は完全な几帳面な銀行員だし、付かず離れずの距離で大雑把に見えて実は繊細なウッチーはO型だし。最後に何考えてるか読めない汐波さんはAB型という。それぞれの特徴にちなんでて読んでて楽しかった。桜子のいつになく一生懸命でそれでいてアッサリしてて、愛らしい感じに好感を持ちました。こういう子是非とも女友達に欲しい。(私の桜子のイメージは色白小柄、ふわふわのパーマをかけたカジュアルな服装のイメージ)
荻野君が一番逃がした魚は大きいと感じた。ウッチーの桜子はタイミングを逃すんだよ、というセリフも的を射すぎてて印象的。
ただAB型の章の桜子が一番可愛くて一生懸命に感じた。独特な人を好きになって、メールの返事が来ないあまり長文メールを送るんだけど、何だか桜子の一途で誠実な思いが伝わり思わず泣いてしまった。女から男に告白なんて早々出来ないもの。
桜子は最終的に誰かと幸せになって欲しいなー、続編希望(笑)
またこの人の他の本を読みたいと思いました。 -
まるで『恋なんて贅沢が…』の続編のような番外編のような。出てくる男の人が誰もみんな完璧でないのがリアルで、かえって現実にはありえないような感じがした。