飯所署清掃係 宇宙人探偵トーマス (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
- 宝島社 (2013年10月4日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800216045
作品紹介・あらすじ
オカルト研究家の武長が死亡した。武長はイスに座り、上半身だけ焼失した状態だった。飯所署の刑事課強行犯係巡査・榎木は先輩から、オカルト現象の人体自然発火現象の可能性を提示される。同じ頃、公園のホームレスが姿を消したり、氷像フェスティバルの作品が盗まれたり、資産家老人が失踪するなど事件が多発。自称「宇宙人」の清掃係・トーマスは、榎木にそれぞれの事件に注目するよう論し…。
感想・レビュー・書評
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小さな事件が重なって、最後は回収されて、、、。という感じですが、なんだか読みにくかったです。タイトルのトーマスさんがあまり印象なかったです。
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外国人のくせに日本語が堪能な自称宇宙人の警察署の用務員という、これ以上ないくらい非現実的かつ適当な設定のトーマス氏がキーマンとなる警察モノ。
読み終わってもこの設定にする必然性が感じられず、また設定を有効に活用もしておらず、単に冗談半分に書いただけの作品に思えました。
このミスシリーズの名が泣きます。 -
「飯所署強行犯係事件ファイル」を改題
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可もなく不可もなく。
最近増えているライトなミステリ風。結局トーマスの正体は(秘密があるのかないのかも含めて)よくわからず。恐らく早々に内容を忘れてしまうだろう… -
探偵か?面白そうな要素をもりこんだわりには・・・という感じ
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オカルト+警察モノ?面白く読んだが物足りない…
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飯所警察署の清掃係のトーマスは宇宙人だった。
「宇宙人」という一般的に聞きなれない単語ではあるが,いわゆる「地球外知的生命体」のことである。
まず第一に地球の表面も宇宙の一部であり,宇宙人という言葉には我々も含まれる。「異星人」という表現も間違いではないが,「星」に住んでいない生命に対しては差別発言にあたるだろう。
そして知性をもった生命体を一概に「人」と呼称して良いものであろうか。
相手の文化風習によっては「人」などというのは,「この豚が!」や「このゴキブリ野郎」くらいの侮蔑表現にあたる可能性もあるので,やはりオフィシャルな呼称としては「地球外知的生命体」というのがふさわしいといえる。
余談ではあるが本作はつまらなかった。 -
登場人物が濃いはずなのに、薄く感じたなぁ。
もういっちょ、って読後感でした。
あと、トーマスさんのモデルが、あの人って
わかり安すぎ。