鎮魂 さらば、愛しの山口組 (宝島SUGOI文庫)

著者 :
  • 宝島社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800222411

感想・レビュー・書評

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  • アンダーグラウンドの世界は、われわれの生きる世界とは異なる独自の理屈が原理となる、まさにアンダーグラウンドであるからこそ関心を持てるのであるが
    その中身を覗いてみると甚だ仕様もない。俗物の魑魅魍魎による権力争いは、われわれの表の世界の最も汚い部分の縮図だ。

    その意味では、当事者の告白による本書も、なんだか上場企業の権力闘争記にしか読めない。
    買収や株、などの単語が銃や殺人に変換されているだけで。

    6代目のクーデター就任という証言も、ヤクザマニアには新事実なのだろうが、それがなんだというのだろうか。

    自伝は、その人のパーソナリティにかかっている。
    盛力健児を知らない人間が見ても楽しめるほどのものではない。

  • 山口組三代目以降の内情を、元構成員が暴露した本。
    暴力の応酬が普通に行われていたり、やっぱり、そっちの世界はこっちとは違うんだなぁ、と感心しました。(^^;
    北野監督の OUTRAGE シリーズを彷彿とさせる(というか、こっちが実世界なので本筋ですよね。(^^;)ところも多くあり、そういうのが好きな人にはお勧め。

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