トマトの先生 (宝島社文庫 日本ラブストーリー大賞シリーズ)

著者 :
  • 宝島社
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本棚登録 : 123
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800224200

作品紹介・あらすじ

アパートの大家である祖母の代わりに家賃の回収に行った早苗は、部屋の裏庭でトマトを栽培する大学農学部の講師・日置と出会う。日置にもらったトマトがあまりに美味しく、衝撃を感じた早苗は、熱に浮かされるように日置と寝てしまう。その後、早苗は日置の頼みで、偽の婚約者として一カ月の住み込み生活に付き合うことになるが…。「トマト文学の誕生!」と絶賛された、第9回日本ラブストーリー大賞・大賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • いいねー、キュンとした。

    忘れられない夏!こんな夏を過ごしてみたい

  • 面白かった。
    トマトのようにみずみずしく、甘くて酸っぱくて、赤くなっちゃうお話でした。

    タイトルが、トマトの先生って、とてもいい。
    冒頭のつかみが強烈ですごくいい。

  • 口の中に甘みと酸味がぶわあっと広がる感じ。
    とにかく好きでした!ラブストーリーとしても、家族の話としても。
    もう一冊買って、好きな部分にラインを引こうかな。
    いつでも好きな時に、そこを繰り返し読めるように。

  • 祖母のアパートの住人、大学講師の日置と衝動的に寝てしまった早苗。婚約者のふりを頼まれ、トマト研究を手伝うことに。
    第9回日本ラブストーリー大賞受賞作。

    日置がいいキャラ。すごく読みやすくて最後まで楽しい読書だった。
    石田さんの別の作品も読みたい。

  • 主人公にとっていろいろあったなぁ。でもやっぱりラブの部分が楽しい!

  • 軽快な文章で読みやすい。
    トマトの先生こと、日置先生はワイルドで知性もありつつ、優しくてとても魅力的な人。
    日置先生の甘ったれトマト(?)食べてみたい。

  • アパートの大家である祖母の小春に頼まれて、主人公の早苗が入居者の日置の部屋に家賃の回収に行きます。日置の部屋に入るとたくさんのトマトがあり、その場でもらって食べると、とても美味しくて、日置と寝てしまいます。その後、大学農学部の講師を務める日置の頼みで、偽の婚約者として中西教授宅で1ヶ月の住み込みのお手伝いをすることになります。
    トマトに関するうんちくを挟みながら、人間的な早苗と日置のやりとりを楽しめます。

  • 変ったタイトルに引かれて読みました。
    ラブストーリー大賞受賞作と知ってものすごい甘かったらどうしようと思ったけど思っていたほど甘くなくおもしろかったです。
    農学系のところはよくわからなかったけど料理や栄養の部分は自分で食べたり、作ったりしてるところを想像してお腹が空きました。
    白菜使った鍋もきっとおいしいんだろうなぁ。
    苗ちゃんと日置さんが幸せになりますように。

  • 日本ラブストーリー大賞受賞作。
    日置と早苗の恋は、始まりは唐突だけど大道な展開で安心して楽しめます。すらすら一気に読めました。暑くて甘酸っぱい話。
    作中のトマトはかなり甘くて美味しそうで、読み終わったらトマト食べたくなります。

  • 植物にも
    人間にも
    愛情が必要。

    たーっぷりの愛情を
    与えれば
    みんなに
    伝わるのです。


    少し
    きゅんきゅん
    させていただきました。

    2014.8.18

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著者プロフィール

1975年、京都府生まれ。高校卒業後、金融会社に入社し、のちに通信会社勤務の傍ら小説の執筆を始める。2014年、第9回日本ラブストーリー大賞へ応募した『トマトの先生』が大賞を受賞し、デビュー。他の著書に「ドッグカフェ・ワンノアール」シリーズ、『元カレの猫を、預かりまして。』『夜は不思議などうぶつえん』がある。

「2023年 『猫を処方いたします。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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