筆跡鑑定人・東雲清一郎は、書を書かない。 ~鎌倉の猫は手紙を運ぶ (宝島社文庫)
- 宝島社 (2016年6月7日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800256300
感想・レビュー・書評
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猫のお話と東雲くんスランプのお話。東雲くんがほんと野良猫のようでかわいい。
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親友から、の字がきれいになりたい、という願い。
外に書かれている、謎の×マークの悪戯。
連絡が取れない『兄』の所にきた妹。
筆跡鑑定の厄介事。
今回も連続短編で、最初のは分かってしまえば
ほのぼのとした状況。
彼が猫好きなのがものすごく分かる話でしたがw
外の板メニューに書かれた悪戯も、なるほど、と。
そんな話、確かに聞いた事があります。
が、女の子はちょっとどうかと…。
そんな地味な事をする暇があるなら、がっちりと
当たって砕けてばらばらになった方がよろしいかと。
とはいえ、女の子と見れば見境なく口説く
あの先輩の行動は、どうかと思いますが。
前回から引きずっている、コンクールの話が
3話目でがっちりと大きくなってきました。
そしてまた、あの人の存在もでかでかと。
押しが強いというか、人の弱みに付け込むのが
これほどうまい人もいないでしょう。
そうして復活した彼に無理難題を押し付ける4話目。
大人って汚い! でしたけれど、本当に汚い大人が
登場してきていますし。
しかも最後…。
絵に描いたように素晴らしい悪人でした。
これから先、子の人達どうするのでしょう? -
シリーズ第2弾。やっぱりタイトル長!
東雲清一郎の成分は、毒舌と嫌味と屁理屈で出来ている
美咲に対しては、随分と緩くなったというか
何気に気遣っているような感じが表に出てきてはいる。
1作目に比べて読みやすくなっているというか
ミステリらしくなっている?
清一郎が壊れた時の描写は辛かったです。
そして古美術商は今後も絡んでくるのか?
あからさまな脅迫にムカつきましたよ。 -
ツンデレずるいwなんだあのかわいい終わり方は。
結構彼の情緒に触れるストーリーもあってドーンとした気分にもなったけど、終わりで全部吹っ飛んだ。
ここから少し恋愛模様になるのかなぁー
2016.12.10 -
2016/8/25e-honで購入。
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■文字は、偽れない。
大学一の有名人かつアンタッチャブルな存在―東雲清一郎。美咲は祖父の手紙の鑑定を通して彼と親しくなるが、清一郎の毒舌は相変わらずで…。黒猫を介した文通相手の秘密、鎌倉の街に描かれた奇妙なマークの謎、東雲の書に対する葛藤、そして、美咲の決意―「文字は嘘をつかない。本当に鑑定していいんだな?」鎌倉を舞台に、文字と書、人の想いにまつわる事件を描く大人気ミステリー、第2弾です。 -
面白かった。なんか先生との関係が、胸糞悪いものでは…とか疑ってしまう。
猫好き可愛い。 -
一体、清一郎は何を書いたのやら。
続巻が出ると良い作品です。