筆跡鑑定人・東雲清一郎は、書を書かない。 ~鎌倉の猫は手紙を運ぶ (宝島社文庫)

著者 :
  • 宝島社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800256300

感想・レビュー・書評

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  • 猫のお話と東雲くんスランプのお話。東雲くんがほんと野良猫のようでかわいい。

  • 親友から、の字がきれいになりたい、という願い。
    外に書かれている、謎の×マークの悪戯。
    連絡が取れない『兄』の所にきた妹。
    筆跡鑑定の厄介事。

    今回も連続短編で、最初のは分かってしまえば
    ほのぼのとした状況。
    彼が猫好きなのがものすごく分かる話でしたがw
    外の板メニューに書かれた悪戯も、なるほど、と。
    そんな話、確かに聞いた事があります。
    が、女の子はちょっとどうかと…。
    そんな地味な事をする暇があるなら、がっちりと
    当たって砕けてばらばらになった方がよろしいかと。
    とはいえ、女の子と見れば見境なく口説く
    あの先輩の行動は、どうかと思いますが。

    前回から引きずっている、コンクールの話が
    3話目でがっちりと大きくなってきました。
    そしてまた、あの人の存在もでかでかと。
    押しが強いというか、人の弱みに付け込むのが
    これほどうまい人もいないでしょう。
    そうして復活した彼に無理難題を押し付ける4話目。
    大人って汚い! でしたけれど、本当に汚い大人が
    登場してきていますし。
    しかも最後…。
    絵に描いたように素晴らしい悪人でした。

    これから先、子の人達どうするのでしょう?

  • シリーズ第2弾。やっぱりタイトル長!
    東雲清一郎の成分は、毒舌と嫌味と屁理屈で出来ている
    美咲に対しては、随分と緩くなったというか
    何気に気遣っているような感じが表に出てきてはいる。
    1作目に比べて読みやすくなっているというか
    ミステリらしくなっている?
    清一郎が壊れた時の描写は辛かったです。
    そして古美術商は今後も絡んでくるのか?
    あからさまな脅迫にムカつきましたよ。

  • ツンデレずるいwなんだあのかわいい終わり方は。
    結構彼の情緒に触れるストーリーもあってドーンとした気分にもなったけど、終わりで全部吹っ飛んだ。

    ここから少し恋愛模様になるのかなぁー

    2016.12.10

  • 妹より2作とも一度に譲受
    文字にまつわる謎解き、人の死なないミステリ

    清一郎が最後、何を書いたのか気になります。

    美咲が今度持ち込むであろう、別の謎や
    二人の関係も楽しみです。

  • 2016/8/25e-honで購入。

  • ■文字は、偽れない。

    大学一の有名人かつアンタッチャブルな存在―東雲清一郎。美咲は祖父の手紙の鑑定を通して彼と親しくなるが、清一郎の毒舌は相変わらずで…。黒猫を介した文通相手の秘密、鎌倉の街に描かれた奇妙なマークの謎、東雲の書に対する葛藤、そして、美咲の決意―「文字は嘘をつかない。本当に鑑定していいんだな?」鎌倉を舞台に、文字と書、人の想いにまつわる事件を描く大人気ミステリー、第2弾です。

  • 面白かった。なんか先生との関係が、胸糞悪いものでは…とか疑ってしまう。
    猫好き可愛い。

  • 一体、清一郎は何を書いたのやら。
    続巻が出ると良い作品です。

  • 筆跡鑑定人シリーズ第2弾。前回同様美咲が持ちこんだ面倒事を解決しながら、裏辻との約束だったコンクールの書に清一郎が悩みます。今回は清一郎の妹が登場したり、母親の話もあったりと、清一郎に深く踏み込む話だった。でも、美咲と同じことを言って証明できなかった人のことや、裏辻のこと、最後の落合も本当にハッタリで終わるのか、まだまだ気になる部分があるので続いてほしいな~。美咲の恋も証明も始まったばかりだし、美咲が望むハッピーエンドまで読みたいです^^

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