- Amazon.co.jp ・本 (373ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800276698
作品紹介・あらすじ
人は、四十にして惑わず、五十にして天命を知る。アイドル・歌手・女優・文筆家としていつの時代も最前線を駆け抜けてきた小泉今日子が、齢五十の節目に感じること、思うこととは?残りの人生を、力まず弛まず、自由におもしろく生きることについて、親愛なる二十五名のゲストたちと本音で語り合った約二年間の記録をお届けします。特別書き下ろしエッセイ収録。
感想・レビュー・書評
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小泉今日子さんと、50歳を迎えた
25名のゲストとの対談が本になったもの。
以前読んだ別の著書のエッセイで、
歳上の方の友人を作るとよいと
書いていたが、
まだもう少し先の50歳を迎えた
皆さんの話、すごく勉強になった。
やはり、歳上の方の経験値って
あるんだなーと。
今の自分とは違う、人生観を
色々と教えてくれた。
50歳を迎えるのも楽しめそう!
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個人的に好きなYOUさんと江國香織さんとの対談が特におもしろかった。
豪華なゲスト陣の中には、失礼ながら存じ上げない方々も数名いらっしゃったので、読後にどんなお方なのかネットで検索して調べるのも楽しかった。
小池都知事以外のどのゲストとの対談を読んでも、小泉さんがいかに素晴らしい女性で、才能にあふれていて稀有な存在かなどなど称賛の嵐が続くので、本書の主役はゲストではなく小泉今日子さんなんだという印象を受けた。
小泉さんがゲストと共にこれからの女性の生き方を考えるというよりも、小泉さんの生き方がゲストとの対談によって浮き彫りにされている感じ。
あと巻末のエッセイでは、小泉さんの亡くなられたお姉さまについて描かれているけれど、内容について少々複雑な気持ちになったので☆2つ。 -
2016年2月に50歳の節目を迎えた小泉今日子さんが、一足先に50歳を迎えた25名のゲストと本音で語り合った対談集。
ゲストの顔ぶれが豪華です。
漫画家のいくえみ綾、槇村さとる、芸能界から樹木希林、美輪明宏、他の方々もそうそうたる顔ぶれで、それでいながらキョンキョンの聞く力で繊細な部分まで引き出されていて親しみも覚えます。
50代以降に感じる心の問題、身体の不調、そしてキョンキョンもゲストの方々も確実に「死」を意識しておられ、思い悩んでいるのは自分だけじゃない事に安心したり、勇気づけられたり、元気を貰えたりします。
文末の書き下ろしエッセイではキョンキョンのお姉さんが56歳の若さで死去された事についても触れられています。
悲しいのだけれど、死とも真摯に向き合っておられて潔さの様な物を感じました。
自分に与えられた時間は無限ではありません。
書き下ろしのラストに書かれた事を意識して生活して行きたいと思えた1冊。 -
対談相手が素敵に年を重ねている方々で、読んでいるうちに希望が芽生えました。
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豪華なメンバーとの対談ばかり。
50代を迎えるにあたっての女性ならではの体調の変化や、人生の残りを意識するようになることなど、参考になる話が多かったです。
YOU、樹木希林、上野千鶴子、美輪明宏、槇村さとる、いくえみ綾との対談が特に良かった。
キョンキョンが女友達が多いのにも納得。話上手、聞き上手。
人を正当に褒めるんだけど、お世辞とか言わないんだろうな、と思いました。良い意味で周りからどう見られるかを気にしないというか。
こういう年のとり方が出来ればいくつになっても愛されるだろうな。
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深夜のコンビニで表紙と目が合って購入。50歳未満の女性が読んで、自己肯定感の上がる本ではないかしら。私は50歳までまだ10年以上あるけれど、読んでほっとしたし、よくわからないけど委ねて生きてもいいんだって思えた。力を入れずに生きるのもアリというか、むしろその方が上手くいったりして……。片桐はいりさんや樹木希林さんとの対談で笑えたのはよき収穫。
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朝日新聞の仕事欄に載っていた小泉今日子さんのインタビューが面白かったので、本書を手に取る。
高校時代のPIKOのCMや、風花が印象に残っているが、実はそのくらいしか知らなかったのだが。
クリエイティブな生き方をしてきた女性達の本音トークで、新鮮というか、ちょっとざらつくというか。50代になる前に読んでおいてよかった。 -
2021 1/3