- Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800277954
作品紹介・あらすじ
春が訪れた古都。昼のランチ営業では「ヒガワリ」の定食を求める声が上がり、いつにも増して店は繁盛していた。ある日、連合王国からやってきた遍歴商人から貰った豆が大豆だと分かり、さらにその壺から微かに醤油のにおいがした。こちらの世界にも醤油があるかもしれないことに、ハンスの胸は高鳴った。そして夏のある日、海を越えてきた男が「のぶ」の戸を敲く。様々な縁が交錯する異世界グルメファンタジー、第4弾。
感想・レビュー・書評
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古都の世界に、連合王国からの思いがけない尋ね人が。
異世界が広がり、また魅力的なお話になった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
毎度のことながら読んでほっこりホッとする物語!
今回は異世界にある醤油と大豆の謎に迫る物語が主軸で回ります!?
ノブに勤めて研鑽を積むハンス!
ノブに関わる人達の手で少しずつ確実に蘇る古都!
お客様と共に成長していく店『居酒屋ノブ』
新たな登場人物達と共に物語が進みます。
個人的にではありますが2020年の最後のレビューとなるかと思います!
2021年も宜しくお願いいたします!!! -
#読了
とりあえずお腹がすいてしまうシリーズ笑
他にも同じようなひとがいたとは!?みたいな感じで驚かされたけれども。
のんびりしたい時に美味しそうだなーって思いながら読むくらいがちょうど良い1冊 -
何巻まで読んだかわからなくなっていましたが、ようやく3巻まで読んでいたことがわかり、再開しました。やっぱりおもしろいですね。
ヨダ・コーザの話は驚きました。ロビンソンクルーソーだったか、十五少年漂流記だったか、家族ロビンソンだったか忘れたけど、最後の方でこういう話が出てきたなって思い出しました。 -
3巻目の時点で少々同じパターンで大丈夫だろうかという心配があったが、杞憂だったようだ。
新たなキャラクターや新たな挑戦を前にのぶは一層賑やかさを増していく。乾杯! -
料亭で修業を積み
独立のために料亭をやめた「矢澤信之」
矢澤信之が修行していた料亭の経営者の
一族でお見合いが嫌で家出をした「千家しのぶ」
が「居酒屋のぶ」を開店させるも
入り口が異世界につながり
異世界の住人を相手に商売をすることになる
物語の第4弾
今回は前作で弟子入りして修行に励んでいる
元傭兵であり常連だった「ハンス」にとって
重要な出来事があったり
それに関連した居酒屋のぶにとっても
びっくりな人物が登場する
1巻(1杯目)が出来が良くアニメ化されたものの
2巻からは少し下火な感じの展開ではあったものの
3巻4巻と良い展開になっていったと
個人的には感じました
異世界の拠点となる古都(アイテーリア)で
手に入りにくい食材が手に入るようになったり
無いと思われた食材がなぜか遠くの国で
見つかると言った大きく展開していったところは
良くも悪くも新たなエッセンスと言いますか
単なる料理を食べさせてリアクションを楽しむ
作品とは違うところが展開されていく感じで
5巻に期待しつつ
少し寝かせてから読もうと思います -
2021年9月17日(金)ジュンク堂書店三宮店で購入。
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2020/5/11 読了
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★3.0
シリーズ4作目、全23話が収録された連作短編集。これまでは食べ物の印象が強く残っていたけれど、今回は食べ物よりも人間関係に重点を置いた作り。お馴染みのキャラクターは勿論、さらに新たな人物が何人も登場し、そろそろ誰が誰だか分からなくなってきた(笑)。そして、良く言えば安定、悪く言えばマンネリで、少し飽きてきた感も無きにしも非ず。それでも、奇譚拾遺使のジャン=フランソワ、海を越えたダミアンのエピソードは楽しかった。また、マルコに依田さん、昔を懐かしむ信之としのぶ等、故郷を思うエピソードも印象に残る。