筆跡鑑定人・東雲清一郎は、書を書かない。鎌倉の夜は、罪を隠さない (宝島社文庫)
- 宝島社 (2019年2月6日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800292674
感想・レビュー・書評
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掲示板のお話。図書館のお話。しおり彼氏のお話。東雲くん過去のお話。いろいろ乗り越えた感があるけど、まだ続くのかな?続いてほしいなぁ。デレた東雲くんのこの先を見たい
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ミステリーラブストーリー連作短編集。
筆跡を手掛かりに、真相をたどるシリーズ。
ハッピーエンド。
毛筆に興味があって手に取った本なのですが、奥が深くて人生変わるくらいのものを感じた。
文字は時を越えて体形的に知識を伝達する手段であり、文字がなければ文字通りSNSのコミュニケーションもなく、
文字にのせた感覚や感情を手探りで綴って行くところに自分が在るのだとおもう。 -
■再び心を閉ざした清一郎に、美咲は……。
東雲清一郎は、大学生活のかたわら書家として活動し、筆跡鑑定も行う超絶イケメン。だが、中身はトゲトゲなハリネズミのような毒舌家だ。おしゃれなカリグラフィー、図書館本の落書き、離別した父からの手紙、そして過去からのメッセージ――「気持ちに嘘はつけても、文字は偽れない」。そう断言する彼の秘密が、また一つ明らかになっていく……。古都・鎌倉を舞台に、文字と書、人の想いにまつわる事件を描くミステリー、第4弾! -
最後の最後にデレた。
ずるい。
なかなかエグい過去をお持ちですが、たしかにそんなのだれも望んでないし、それをこじ開けようとする美咲の芯の強さが好き。たしかにお節介なんだけどさ。相手を強く想うお節介だからいいじゃん。
2019.3.9
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