フィナンシャル・タイムズの実力

著者 :
  • 洋泉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800308429

作品紹介・あらすじ

英経済紙は日本メディアに何をもたらすか?日経が1600億円で巨額買収したFTとはどんな新聞なのか?いち早くデジタル版を成功させたFTの戦略とは?目まぐるしい再編の進むメディアの新潮流を読み解く。

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  • メディア
    経済

  • 読者の平均世帯年収が、3000万円を超えるという、イギリスの経済新聞フィナンシャルタイムズ。
    日本の日経新聞が昨年買収したが、フィナンシャルタイムズがどのような新聞社で、どのような試みを行っていてどのように成功しているかをデータを交えて詳しく説明している。
    報道の独立を重んじ、政府や外部機関からの圧力に決して屈しないという伝統的な社風は、オリンパスの粉飾会計報道を先延ばしにしたという伝統的な日本の横並び文化を継承する日経新聞の社風とは合わないが、今後どのようにお互いが良い方向へ変わっていくのか、期待を持っている、と締めくくられていた。

  • 外国の新聞と比べると、日本の新聞の寡占化、政治化は異常。

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著者プロフィール

1958年生まれ。在英ジャーナリスト。成城大学文芸学部芸術学科を卒業後、米投資銀行ファースト・ボストン(現クレディ・スイス)勤務を経て、読売新聞の英字日刊紙「デイリー・ヨミウリ」(現「THE JAPAN NEWS」)の記者となる。2002年、渡英。英メディアをジャーナリズムの観点からウォッチングするブログ「英国メディア・ウォッチ」、ニュースサイト「ニュースマグ」を運営しながら、新聞業界紙、雑誌などにメディア記事を執筆。著書に『英国メディア史』『フィナンシャル・タイムズの実力』などがある。

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