- Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
- / ISBN・EAN: 9784800314055
作品紹介・あらすじ
日本映画が産業として成立し始めた1920年前後から現在にいたるまでの映画宣伝の惹句、キャッチフレーズをその手法や切り口でまとめ、その映画の本質や時代背景に迫る。手を変え品を変え、常に新鮮な衝撃を求め続ける、映画特有のキャッチコピーの世界。
感想・レビュー・書評
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「キャッチコピー」を意識してる人、「キャッチコピー」を覚えてる人は、大変面白い読み物でした。
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単にコピーを並べただけで、コメントも分類も構成も甘いし、評論感想テキスト分析と一貫性がなく、非常に読みづらい。何よりコメントが絶望的につまらない。監督の意図との齟齬、マーケティングの悲喜劇、勘違いやデータミス、ねつ造の事例など、想像するだけでいくらでもネタはありそうなものだが。こんなやっつけ仕事しかできない作品で通す編集にも罪はある。
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着眼点はとても良いと思う。この叢書全般に言えることなのかもしれないが、図版がもっとほしいところ。
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映画の宣伝文句を調べ尽くした一冊。同じ広告でも商品コピーとは違うというのは言われてみれば。古今東西様々な映画のエピソード集としても面白かった。淀川長治と現代のネットレビューを比しての「映画というとことん手間のかかった拵えものは、誉めるにせよ貶すにせよ、もっと大切に、見識とともに語られるものだろう」は非常に重要な指摘だと思う。