JRは生き残れるのか

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  • 洋泉社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800314772

感想・レビュー・書評

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  • 国鉄からJRの話やJRの現状と将来が、具体的なお金のデータを基に述べられていた。一部読み飛ばしたところもあるが、会社の仕組みやお金の知識が足りず、いまいち理解できないところが多かった。これから就活するにあたり、こういう知識をつけていきたいと思うきっかけとなった。

  • 経営能力に応じて、分社化とJR組織再編を行うべき。
    という主張。

  • 数字を使ってJRの状況がまとめられている本。経営状態は分かりやすくまとめられているものの、分社化して、運賃をあげることによって収支均衡させればいいということを画一的に繰り返している点はあまり納得できないとかんじた。

  • この手の本にありがちだが、事実関係に誤りが多く、そのような前提での「大胆な予測」は信頼性が極めて低いと言わざるを得ない。

    内容は鉄道好きの個人のブログのようだが、「気鋭の鉄道ジャーナリスト」が仰々しいタイトルをつけた本を出すなら、少なくとも事実関係の検証はしっかりと行うべきである。

    鉄道ジャーナリストの質の向上を願ってやまない。

  • 国鉄から分割民営化されたJRの、今までと現状分析した上で、未来への大胆な提言を行う良書。

  •  JRは生き残れるのか、というより鉄道自体が生き残れるのか。
     かねてより、将来、特に地方交通線の存続には懐疑的な立場だ、俺は。
     首都圏、都市圏、都市間幹線、新幹線は将来も生き残るだろうとは思うけれども、一家に二台がスタンダードな田舎で、さらに自動車側のイノベーションが現在進行形で進んでいるため、もし自動運転が実現化したら、だれがローカル線乗るんだ?(マニアだけか?)と思っている。

     技術的な面からローカル線の存続は難しいと思っている上に、本書では主に財務面の視点から「JRは生き残れるのか」と主張する。
     特に、JR北海道、四国、貨物、上場したけど九州の運輸収入からもこれらJRが怪しいと言っている。
     加えて、JR東日本なら東北、東海なら全ての地方交通線 西日本なら中国山陰北陸の収入がよくない。

     とはいえ、公共交通はなくせない。
     としたら、JR各社はの将来像はどうなるのか。
     地方分離、ホールディング化、分社化、などなど統廃合で筆者は将来のJRは13社になると予想している。

     さて、どうなるんでしょうね。
     とはいえ、鉄道の将来は鉄道単体ではなく、MaaSの一部としてとらえるべきだとは思っている。

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著者プロフィール

1965年、東京生まれ。鉄道ジャーナリスト。『鉄道ファン』編集部などを経て、2000年に独立。執筆活動を中心に、マスメディアでの解説や講演、鉄道に関して行政が実施する調査等にも識者として参画している。

「2021年 『JR貨物の魅力を探る本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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