映画を進化させる職人たち~日本アクション新時代 (映画秘宝セレクション)

制作 : 別冊映画秘宝編集部 
  • 洋泉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800314918

感想・レビュー・書評

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  • いま、日本映画はアクション監督が作っている!

    『るろうに剣心』『HiGH&LOW』『アイアムアヒーロー』……
    日本のヒット作を支え、観客を興奮させる
    アクション監督・スタントマンたちの仕事とは?
    アクション映画の最前線を知れば、いまの日本映画がわかる!

    「るろうに剣心」シリーズ(12年~)
    谷垣健治
    「アクション映画というものは、進化し続けなくちゃいけないんですよ」

    「仮面ライダー」「ウルトラマン」シリーズ
    坂本浩一
    「基本、僕の原点はカンフー映画とモデルガン、そしてアニメなんです」

    「GANTZ」シリーズ(11年~)
    下村勇二
    「編集まで立ち会って、責任をもってアクションシーンを作るのが、
    アクション監督だと思っているんです」

    「HiGH&LOW」シリーズ(15年~)
    大内貴仁
    「アクションは、現場のエネルギーで撮りたいんです」

    日本アクション 今、この俳優を観ろ!
    佐藤健/綾野剛/福士蒼汰/松山ケンイチ/岡田准一/
    LDH/土屋太鳳/窪田正孝/清野菜名/二宮和也&松本潤/
    さらに注目の日本のアクション俳優!

    スタントウーマン・日野由佳

    スタントマン座談会 関田安明×雲雀大輔×高嶋宏一郎×渡辺諒

    コラム 日本アクション新時代に影響を与えた人々
    倉田保昭/ジャッキー・チェン/ドニー・イェン/
    現代日本のアクションチームの流れとユニオンの形成
    アクション監督とは/本書に登場するアクション用語集
    谷垣健治が、「カムイ外伝」でやろうとしたアクションは、突き蹴りをやる距離感で刀のアクションをやること。
    「るろうに剣心」では、突き蹴りをやる近距離で刀のアクションをやるところから発展させ、鍔ぜり合いでの崩しなど体術を組み合わせたアクションにバージョンアップした。
    格闘アクションのトレンドがガチ当てを求められているので、「るろうに剣心」では「GANZ」で使われたラバー刀を使ってガチ当てのリアル感を出した。
    ビデオコンテを作る目的は、役者にはどういったレベルのどういったアクションを求めているか、監督にはどういうカメラワークやアクションの流れかを理解してもらうため。
    二宮和也はアクションの流れを一度見ただけで覚えたり、松本潤は納得いくまでアクションを作り込んだり、ジャニーズ系のアクションの覚えの速さやストイックさは、アクション監督から定評がある。
    下村勇二などアクション監督がスタントマンに求めるのは、アクション監督と一緒にアクションのアイデアや構成を考えてくれること、現場のスタッフワークが出来ること、芝居が出来ること。
    下村勇二が、ドニー・イェンの下で働いた時のエピソード、女性スタントマン日野由佳が語る女性スタントマンに求められるアクション、日本のアクション映画を支える俳優の解説、日本のアクション映画を製作する時のプロデューサーの無理解にも踏み込んでいて、日本のアクション映画の裏側を知ることが出来るアクション映画好きには必読の映画本。

  • この本を読んでなんか土屋太鳳の凄さを知った。

    日本のアクション映画には未来がある事をこの本を読むだけでわかるような気がする

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