弱みで勝つ!マーケティング戦略 弱みを強みに変える逆転の差別化手法

著者 :
  • 日本能率協会マネジメントセンター
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784800590497

作品紹介・あらすじ

冬の観光地としては人気がなかった豪雪地方が「雪」という弱みを観光資源にして再生したり、眠気を誘う成分が入っている市販薬のデメリットを価値反転して睡眠改善薬に活用するなど、弱みを逆手にとって強みに変えることで他者との差別化戦略を構築していくことを、MBAマーケティングの理論とこれまでの著者のコンサルティング実績をもとに、事例を使って解説します。

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりの佐藤義典さんの本。
    お会いしたこともなく、一読者というだけだか、
    心の師的存在。

    マインドセットは大事だな、と改めて思う。
    弱みも強みに変えられる。

    弱みではなく、事実として捉える。
    ポジティブ変換する。
    それを受け入れてくれる人をターゲットにする。

    コロナ禍で立ち直った企業も、
    ピンチでなくチャンスと捉えていたそう。

    人生に起きる全てを、試練、
    ドラクエでいう中ボスととらえて、立ち向かう。
    クリアすると、新しい技が手に入るかもしれないし
    ボスが、味方になるかもしれない。
    イベントは、すべてレベルアップ材料。
    こう考えると楽しい。

  • 積読になっていた本。
    読み始めると一気に読める。
    弱みを強みに転化するコツ、事例が多くあり、メルマガをコツコツ発行してきた筆者の面目躍如といったところか。
    逆転の発想ではあるが王道のマーケティング。
    事実を並べ、弱みと思われる事を強みに発想。
    その強みが刺さる層に訴えるという感じ。
    自虐ネタでもアピールできるという事は救われる感じがある。
    筆者の自虐ネタも一つの事例となっており、うどん県やスタバはないがすなばはあるの鳥取県。桜島の灰をお土産にする垂水市の灰どうぞ。
    弱みを強みに転化した好事例であろう。
    とんで埼玉も自虐であるが、それを強みにした好事例であり、県民性は自虐でありながら強みの宝庫でもあるのだろう。
    SWOT分析が恣意的解釈で如何様にも作れてしまうのはたしかにと思った。SWOTまでに戦場はどこか資産は、強みは、顧客はという分析が行われているのかも確認が必要なのだろう。
    一点、事例がちょっと古いものもあり、アップデートも必要なものもある。
    時系列で見ると環境の変化により当時の強みが弱みになっているものもあり、次の展開を追うのも面白い。

  • 平易な言葉でとても読みやすく、前向きになれる一冊
    逆転の発想術を、具体例をあげながら解説していて最後まで興味深く読めた
    単なるポジティブシンキングとは違う、マーケティングのノウハウを交えての展開にスルスルと読み進めてしまう
    人生はRPG なるほどだ

  • 逆転の発想を考える頭の体操にすごくいい。持っておいてたまに見て刺激受けるとよさそう。
    また、SWOTの弊害についても自分の考えと一致してスッキリした。講習を受けることがあったが講師は知っておくべき。

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著者プロフィール

マーケティングコンサルティング会社、ストラテジー&タクティクス社代表取締役社長。米国ペンシルバニア大ウォートン校MBA(2022FT紙ランキング世界1位、経営戦略、マーケティング専攻)。中小企業診断士。大手通信会社、外資系メーカーのブランド責任者、外資系エージェンシーの営業ヘッド、コンサルティングヘッドを歴任。実戦的で効果の高いコンサルティングには定評がある。豊富な現場経験と理論体系に基づく企業研修(経営戦略、マーケティング、企画力など)はわかりやすく実戦的と好評でリピート率が極めて高い。2万4千人が購読する無料メルマガ「売れたま! 」(www.uretama.com)の発行者としても活躍中。

「2022年 『弱みで勝つ!マーケティング戦略』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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