- Amazon.co.jp ・本 (141ページ)
- / ISBN・EAN: 9784801002937
作品紹介・あらすじ
自然の"掟"と人間の"風習"とのはざまで。20世紀後半のサンパウロ、長年判事を務めた夫の死後、一人残された老女マリア・ブラウリアは、愛人からもらった宝石を胸に抱きながら自らの過去を振り返る…。人間の嘘やいつわり、社会の擬装や欺瞞を、ブラジル文学を代表する女性作家があばく。
感想・レビュー・書評
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金大生のための読書案内で展示していた図書です。
▼先生の推薦文はこちら
https://library.kanazawa-u.ac.jp/?page_id=25881
▼金沢大学附属図書館の所蔵情報
http://www1.lib.kanazawa-u.ac.jp/recordID/catalog.bib/BB25457222詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
練乳のような濃さの文章だった。(読みやすい)なんだかフランスっぽいなと思いつつも、やっぱり小麦色の肌をしてる人が書いたような感じがある。ブラジルのお婆さんが旦那に貰った結婚指輪が偽物だったという訳でして。イミテーション作るからと旦那が持っていったが、そもそも最初から本物を購入したのかは、死んだ旦那しか知らない。その家宝を巡ってお婆さんは昔を回想する。永い年月の生活とともに、ああやっぱり泥臭い人間の生きざまが書かれてたよ。短いのでもっと読みたかった。なかなかブラジル文学って発掘できないわ。もっと読みたい。
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https://www.youtube.com/results?search_query=zulmira+ribeiro+tavares
https://www.youtube.com/results?search_query=zulmira+ribeiro+tavares+joias+de+familia
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ある女性の人生を描いた作品。ある程度安定したシステムの安定した地位で生きてきた、自分自身を持っていない退屈な女性。とてもやりきれない人生だ。