最弱球団 高橋ユニオンズ青春記

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  • 彩図社
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784801301016

感想・レビュー・書評

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  • 長谷川さん4冊目。
    知っている選手がもはや歴史的人物のスタルヒンしかいない…。だというのに面白く読めるのは、出来事のとんでもなさと筆力なんだろう。

  • 野球が持っているフォースが作り出したお伽話のような物語でした。そう、強さの伝説でなく最弱の伝説。著者の他の作品に見られるユーモア溢れる筆致ではなく運命に翻弄される野球人への愛情によってユニオンズの4年間が歴史の中から掘り起こされています。特にオーナーの高橋龍太郎の「嬉しさと悔しさ」への共感が本作を切なくて哀しくて愛おしい作品にしています。この読書の前に読んだ「高校野球の経済学」に野球の非効率性こそ野球の魅力というような記述がありましたが「強さ」に収斂されないパ・リーグの青春時代を感じさせてくれました。センバツ決勝の朝、読了。

  • 単行本で既読。

  • 1950年代のプロ野球パリーグに3年間だけ存在した高橋ユニオンズについて書かれたノンフィクション。
    球団の成り立ちから解散までいろいろな思惑に振り回されたことがよくわかる内容だった。

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著者プロフィール

1970年5月13日東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、出版社勤務を経てノンフィクションライターに。05年より中野ブロードウェイに在住。『最弱球団 高橋ユニオンズ青春記』(白夜書房)、『私がアイドルだった頃』(草思社)、『ギャルと僕らの20年史 女子高生雑誌「Cawaii!」の誕生と終焉』(亜紀書房)、『いつも気づけば神宮に 東京ヤクルトスワローズ「9つの系譜」』(集英社)、『詰むや、詰まざるや 森・西武VS野村・ヤクルトの2年間』(インプレス)、『生と性が交錯する街 新宿二丁目』(角川新書)他、著書多数。

「2022年 『中野ブロードウェイ物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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