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- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784801301016
感想・レビュー・書評
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長谷川さん4冊目。
知っている選手がもはや歴史的人物のスタルヒンしかいない…。だというのに面白く読めるのは、出来事のとんでもなさと筆力なんだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
野球が持っているフォースが作り出したお伽話のような物語でした。そう、強さの伝説でなく最弱の伝説。著者の他の作品に見られるユーモア溢れる筆致ではなく運命に翻弄される野球人への愛情によってユニオンズの4年間が歴史の中から掘り起こされています。特にオーナーの高橋龍太郎の「嬉しさと悔しさ」への共感が本作を切なくて哀しくて愛おしい作品にしています。この読書の前に読んだ「高校野球の経済学」に野球の非効率性こそ野球の魅力というような記述がありましたが「強さ」に収斂されないパ・リーグの青春時代を感じさせてくれました。センバツ決勝の朝、読了。
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単行本で既読。
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