- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784801304512
作品紹介・あらすじ
本書は、文豪たちの恋の顛末を、口説き文句を介して紹介する一冊です。
愛人を夢中にさせた太宰治、素直になれない中原中也、甘い口説き文句を連発する芥川龍之介、先輩詩人を熱烈に慕った萩原朔太郎、知らずに男を口説く石川啄木、思いを伝えられない梶井基次郎、身も心も捧げようとした谷崎潤一郎……。
口説き方は文豪によって千差万別です。誠実な口説き文句を伝え続けて願いを成就した文豪もいれば、気の利いたことをしたつもりが上滑りして、失恋をする文豪もいました。そんな忘れられない経験をもとに、優れた作品を生み出した文豪もいます。
口説き文句からはそうした、文豪たちの人間らしい一面を窺い知ることができます。自分が口説かれた気持ちで読んでいただくと、一層、文豪やその作品を、身近に感じることができるかもしれません。
感想・レビュー・書評
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文豪の人間らしい一面を見ました。短命で硬いイメージでしたが、必死に生きている感じがしました。文豪たちがハマる女性たちが美人が多くてビックリしました。
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910「本書は、文豪たちの恋の顛末を、口説き文句を介して紹介する一冊です。
愛人を夢中にさせた太宰治、素直になれない中原中也、甘い口説き文句を連発する芥川龍之介、先輩詩人を熱烈に慕った萩原朔太郎、知らずに男を口説く石川啄木、思いを伝えられない梶井基次郎、身も心も捧げようとした谷崎潤一郎……。
口説き方は文豪によって千差万別です。誠実な口説き文句を伝え続けて願いを成就した文豪もいれば、気の利いたことをしたつもりが上滑りして、失恋をする文豪もいました。そんな忘れられない経験をもとに、優れた作品を生み出した文豪もいます。
口説き文句からはそうした、文豪たちの人間らしい一面を窺い知ることができます。自分が口説かれた気持ちで読んでいただくと、一層、文豪やその作品を、身近に感じることができるかもしれません。」 -
あの文豪の口説き方とは
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夏目漱石を筆頭に文豪たちに迫る作品。
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さすが文豪!口が上手い.
ただ口が上手くても,うまくいくとは限らない!というのが笑える. -
太宰治の心中相手めちゃくちゃ美人。口説くのが上手いのは芥川龍之介かな、愛おしいと思ってるのを素直に書くのが素敵。
でも中原中也が一番キュンとした、詩人の方が言葉選びは上手いのかもしれない。
これは誰にも見せない、
あいつにも見せないんだけど、
僕が死んだら、あいつに読ませたいんです
(恋人への愛の詩を分厚い原稿用紙の束にして)
素敵すぎる…。このままでは夢女になりそうなので深追いはやめておこう。 -
文豪の口説き文句を集めた一冊。太宰治、中原中也、芥川龍之介、萩原朔太郎、石川啄木、梶井基次郎、谷崎潤一郎など有名文豪が女性に出したラブレターが収録されている(今の時代で言うとLINEの口説きメッセージが流出した感じか)。コロっと落とされてしまいそうなうまい文章が多いのはさすが。中には素直になれなかったり、思うことがなかなか言えなかったり、滅茶苦茶未練がましい人もいたり…こういう人間臭い文章を読んでいると、彼らもれっきとした一人の人間だったんだなとふと思った。