- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784801305045
感想・レビュー・書評
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『感想』
〇昔は人間の力では到底立ち向かえない事実に関しては、人間以上の存在を信じることでしか解決しなかったのだろう。そこから支配する人の正当性を高めるために、支配者を神の子孫にしたり、神託を受けたものにしたりしたのだな。
〇神話は世界各国にあり、神は数多く存在したわけだが、キリスト教など一神教が世界を席巻すると、自分の神以外は否定せざるを得ないから埋没していく。
〇その後科学という神が勢力を増すと、人間が神と同等の力を持つこととなり、心のどこかで人間は自分達が一番だと思っているから残った神も消えていく。
〇でもまだ人間に解明できない神秘的な謎はあるから、完全に消えることはないな。
〇様々な地域で生まれた神話があるが、中身として似ていることがたくさんあることが分かった。これは、神話が完全なる創作ではないことの証なのだろうか。これだけ広まるだけの力があるということは、何か元になった事実があったのだろうか。
〇神なんだから完璧かと思いきや、嫉妬や反感を持っていて、まるで人間のようだ。そこが人から愛される理由なのだろうか。
〇神話視点と登場人物視点での話が混在しているが、結局中身は同じになっていく。2重に読んでいる感じになるその構成によって集中力を削ぐところがあった。
〇大まかな説明がしてある表があり、そこを見ていくだけでも知識を得られると思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
978-4-8013-0504-5 C0095¥909E
図解 いちばんやさしい 世界神話の本
2021年2月22日 第1刷
著者:沢辺有司(さわべ ゆうじ)
イラスト:梅脇かおり(うめわき かおり)
発行所:株式会社彩図社
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