- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784801903142
作品紹介・あらすじ
わたしが引いたカードは「狐」。勝利条件は「ゲーム終了時に生存していること」。村人側が人狼を全滅させる、もしくは人狼と村人側が同数になった時点で狐=わたしが生き残っていれば、狐だけが勝利。狐は人狼に襲撃されても死なないが、予言者の占い対象になると死亡する。ほかに人狼が3人、予言者1人、霊媒師1人、用心棒1人。あとの5人は能力を持たない村人。わたしはそこで「運命」的な出会いをする。そこにいた一人の男の子に一目惚れしたのだ。彼は人狼?それとも村人?…どっちでもいい、わたしと彼は生き残り、愛に生きるのだ…。そのためには、邪魔な奴には死んでもらわないと…。
感想・レビュー・書評
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頭がお花畑の女の子が主人公。
殺すか殺されるかの頭脳戦としての人狼を期待しているのなら、今回は期待外れとしか言えない。
「好きな人を生き残らせるにはどうしたらいいか」を前提に、最初から最後まで行動している。
勝手に幻想を抱いて、勝手に裏切られた気になって、アホとしか思えない。
「Crazy Like A Fox」とは狐のように狡賢く抜け目のない、という意味だが、これではただの色情狂の色気違いとしか思えない。
それから最後に役職を教えてほしかった。
でも、一時間足らずで読めるライト感はこの作品の唯一と言っていいほどの数少ない美点であると思う。
そういえば、今回は「人狼はゲームのスペシャリストです」の発言がなかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読み終わっても何となくすっきりしない。
参加者の役職が明かされていないからだ。
人狼、狐、そして占い師は判明している。
せめて巻末にでも役職の一覧をつけてほしかった。
ゲーム中、霊媒師や用心棒はどんな言動をしていたのか。
彼らはどう動いたのか。
すべてが終った後に読み直してもきっと楽しめただろうに・・・と思ってしまった。 -
人狼ゲームの3作目?
今回の主人公は狐
セオリーとしては占い師の騙りだけど、こうも自分の命がかかってる状況だとどうかね?
占いは大抵噛まれるか吊られるものだけど、人狼側からの告発の可能性ががないとも言えるわけで、実際どうするのが正解なんだろうね?
さらにこの状況の場合は自分寄りも優先して助けたい人がいるわけですしねぇ
リアル人狼経験者が多いグループだとさらに生存率は低そう
ま、でも所詮は物語ですし
さて、村人、人狼、狐ときたら次回作はどの役職が主人公かね?
占い師が順当か?