クリス・ブロンソンの黙示録2 預言者モーゼの秘宝 下 (竹書房文庫)

  • 竹書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784801906136

作品紹介・あらすじ

オコーナー夫妻の死の元凶となった謎の粘土板の本体を入手したブロンソンとアンジェラは、ユダヤ伝説の遺物"銀の巻物"と"モザイク・コブナント"を探しにイスラエルへと向かう。しかしそこには同じく秘宝を狙う他の一団も集結していた。そんな中、ブロンソンたちはついに粘土板に刻まれた暗号を解読し、クムラン洞窟、エルサレムの地下、メギドの丘といったユダヤ古代遺跡で探索作業を開始するが、幾度となく命を狙われることになるのだった。果たして二人の運命は?そして財宝のありかを示した"銀の巻物"と、預言者モーゼの神託を伝える最大の聖典"モザイク・コブナント"は本当に存在するのか?はるか三千年を超える悠久の歴史をたどり、ユダヤ・キリスト教史の真実に迫る壮大な冒険はいよいよ佳境へ-!!

感想・レビュー・書評

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  • 読書録「預言者モーゼの秘宝(下)」3

    著者 ジェームズ・ベッカー
    訳 荻野融
    出版 竹書房文庫

    p30より引用
    “「考古学は科学だと思っていたけどな。論
    文の査読制度とか、放射性炭素年代測定法と
    か、科学的手法を用いるものだと」
    「夢物語ね。色んな他分野の人と同じで、考
    古学は結果をごまかすし、それに合致しない
    ものは無視することで知られているわ。”

     イギリスの刑事を主人公とした、アクショ
    ンサスペンスミステリ長編小説。シリーズ第
    二弾。
     地元民夫妻が殺される原因を手に入れた、
    主人公・ブロンソンとその元妻。暗号を解き、
    目指すべき目的地となったのはイスラエルで
    あった…。

     上記の引用は、考古学者の発掘物などに対
    する姿勢についての主人公・ブロンソンと元
    妻・アンジェラの会話。
    人の手によって行われることには、必ずその
    当人の主観が入るものなのかもしれません。
    昔、自分で埋めた物を発掘して有名になった
    学者がいたことを、思い出してしまいました。
     舞台はモロッコからイギリス、そしてイス
    ラエルへ。現実でも揉め事の種としてよくニュー
    スになる宗教問題ですが、幸福や安寧を目指
    すための考え方で諍いが起こってしまうのは、
    なんともやるせない気持ちになります。
     一地方の刑事が他国を飛び回る羽目になる
    様子が、じつに気の毒です。ダイ・ハードの
    ジョン・マクレーンを少し思い出してしまい
    ました。

    ーーーーー

  • 面白くなかった訳ではないが、ちょっと最後はご都合主義的。今後は本格的に発掘?次作に期待。

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